私一応成人済みで公安なんだけど【黒子のバスケ&名探偵コナン】

8話 ページ11

「どうやら文化祭準備期間が明日から、文化祭前日まであるらしい。その時に内容が体育館演目…ダンスや演劇になれば体育館に居られるはずだよ」


『でもそんなうまく行くの？』


「大丈夫。公安…しかも大人が2人もいるんだから簡単にねじ伏せられるよ」


『あはは、まぁ仕事だからね…仕方ないか』


二人はいつもの作り笑いではなく普段の公安の時の表情でニコリと笑いあった


『とりあえず私が人質になれば主犯は捕まえられるね』


「いや、それもいいけど他の人に人質になってもらってAが犯人たちを捕獲すればいいと思う。狙撃とかで」


『…銃使っていいの？』


「ただし中身は強化ゴム弾。流石に本物は危ない」


『ゴム弾も危ないけどね。あ、毒って平気？友達が新作できたから感想を聞かせてくれって』


なにその友達怖い。どんな交友関係してるのこの子、と言う言葉は寸での所で飲み込んだ


「…相手が死んだり、障害が残ったりしなければいいよ」


『確かトリカブトがベースって言ってたよ。麻痺と痙攣作用があるんだって』


紫苑は考えるそぶりをしたがまぁいいよと許可をだした


キーンコーンカーンコーン


『あ、もう6時…早いなぁ』


「じゃあ続きは明日にする？」


『そうだね。できれば休日とか空いてる時間も使えないかな、メランティオスについてとか調べたいから』


「わかった。じゃあLIN○交換しようか」


『賛成！』

・

『それじゃあまた』


「うん、また明日」


ー校門前ー

『さて、一旦公安に行って書類整理しないと、ついでにメランティオスについて…』


「A」


カバンをかかえ直したら誰かに名前を呼ばれた
そこにいたのはRX-7に乗った、金髪の男性


『れ…透君！』


「今は零でいい。一緒に帰ろう」


『でも一旦書類を…』


ぺち、と頭を書類の束で軽く叩かれる

安室の手には書類とメランティオスについての資料があった


『っ…！ありがとう！さすが零君！！』


「はいはい、いいから早く乗れ」


『はーい』

・

『零君、ポアロや公安の仕事はいいの？」


「ああ。シフトは上がったし仕事も当分こないから」


『いいなぁ…あ、そうだ。零君、メランティオスについてどれくらい知ってる？』


「その書類をまとめたのは俺だからな、読めばばわかるさ」


『それもそっか』


ちなみに二人は同居している
その方が公安としての仕事もしやすいしお互い力を貸しあえるからだ

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