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大魔闘演武4日目 ページ23

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「残るはミネルバとルーシィのみ!!さあ、勝つのはどっちだ?」


女性の水着姿で男達の大声援で始まった競技「海戦」
大きな水の水晶の中に残っているのは妖精の尻尾Aチームと剣咬の虎だけだ


「これはもう勝ちましたね」

「フローもそうおもう」

『……』


ミネルバさんの魔法であれば、一気に全員場外は容易いはずなのにと、嫌な予感が頭をよぎる
チラリとスティングの方を見ると目が合ったような気がした。
彼も同じ考えをしているのか、口元が弧を描いている









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「ここで試合終了!!!勝者ミネルバ!!!剣咬の虎、やはり強し!!!ルーシィ…さっきから動いてませんが大丈夫でしょうか?」


結果、ミネルバさんが勝った
けど、これは…


『酷すぎる!!』

「そうですか?まあ、少しやり過ぎな気もしますが……Aさん?」

「A?」


二人とも、分かっているのだろうか?
ミネルバさんは簡単に勝てた試合をわざと引き延ばし、妖精の尻尾の精霊魔導士をボロボロになるまで攻撃した
まるで、自らが強者であるのを見せつけるかのように


『二人はここにいて』

「ちょっと何処に行くんですか?」

「Aどうしたの?」


二人を膝の上から椅子に座らせ、一気触発しそうな妖精の尻尾と剣咬の虎を横目に階段をかけ上がる
途中で「桜姫だ!!」などと声を聞くが、お構いなしに走る


目指すはスティングたちの元だ

・→←それぞれの思いが交差する夜



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作者名:Haku | 作成日時:2018年10月21日 16時

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