検索窓
今日:8 hit、昨日:31 hit、合計:119,288 hit

ページ3

.


『スティング、ローグ大丈夫……』


じゃないのは、いつものことだった。
あのあと電車に乗りギルドへ戻る途中。いつも通り、スティングとローグはグロッキー状態だ


「ウップ……A」

『ん』


前に座っているのはローグ。その隣に座っているレクターとフロッシュ(二人で一人分の席)。隣がスティング。いつもこの並び方だ


「お前ら、いちゃつくなら他所に行……オェ」

『ローグ大丈夫?こっち来る?』

「おいローグ……お前の入る隙間なんか、ない。からな」

『スティング落とすよ』

「……」


人の膝の上でローグに悪態をつくスティングに一喝すると、無言でお腹に顔を押し付けられる。

いつからか分からないが、乗り物よいをしているスティングにこうするようになった。本人いわく、人の膝の上だと落ち着くらしい


「スティングあまえんぼー」

「スティング君は本当にAさんが好きですねハイ」


猫ちゃん二人の視線を感じながらもスティングの頭を撫でる

出会って何年たったのかなんて忘れた
けど、年々この白い竜さんは確かに甘えん坊になっている


これが世にいう


『赤ちゃん返りか』

「「いや、違うだろ!!!……ッウプ」」


……早く駅に着かないかな。

・→←剣咬の虎



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (59 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
144人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Haku | 作成日時:2018年10月21日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。