転生の記憶【文スト】 (ページ9)

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名前side

＿＿

『思い出せないです』

与)… なんだッて

与謝野さんは少し間を開けてそういった

驚いているようだ,まぁそうだよな

”自分が来た場所が分からないから”

『分からないんです,私がどこから来たのか,名前,この怪我、は分かるんですけど,高校とか…親とか、』

でも何故か,

貴方達のことだけは確りと覚えている。

その事は,言えなかった

与)記憶喪失…なのかねェ。

何かを考える仕草をする与謝野さん

すると又扉が開いた

敦)与謝野先生、… あ、君起きたんだ！

この人が,中島敦さん

迷惑かけちゃったな…

『あの、ご迷惑を＿』

敦)良かったぁぁぁ～～～～ …

はぁあ,と溜息を大きくしながら胸を下ろす中島さん

『え？』

思わず私は声が出てしまった

敦)いやぁ…急に倒れちゃうからさ。後,膝痛そうだったし…雨の中,彼処に居たのが1番吃驚したんだ

な、なんて事を

『飛んだご迷惑をお掛けして申し訳ないです…、』

私は綺麗にお辞儀をした…と思う。

敦)えぇッ,嫌々!!迷惑だなんて掛かってませんよ!
君が無事なら良かった

嗚呼,この人は天使様か何かなのか？

『ありがとうございます…』

私は又,お辞儀をした。