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「さっきのが件の?」
「ウチの姐さん……つまり現首領とその夫」
「やっぱ関西人だね。話がサクサク進んでく」
「本題と雑談で明らかにノリがちゃうってよく言われるで。腐っても首領やから」
さて、とフェンスから手を離し、五条の腕に自分の腕を絡める。
「悟先生のせいで動けへんのや。休み取っとるなら、今日1日くらい介護してくれるやろ?」
「仕方ないなぁ。僕のこと遣うなんて贅沢だよ」
「今ならタダみたいなもんやろ」
「……言うようになったね」
五条は軽々と宵蔵を姫抱きにすると、リビングのソファに寝かせた。寝室の方が近かったが、昨夜のままで散らかっているためやめといたのだろうか。
「元カレとはどこまでしてたの?」
「キスまで」
「舌入れたのは?」
「してない」
「へぇ、意外と奥手じゃん元カレ。帝夜からすれば良かったのに」
「昨日のアレ根に持っとるな?まあ所詮は利害関係やったし、それに……。その、ウチからするんは……ハズいし…………」
頬を若干赤く染め、目をそらす宵蔵は五条からしたら扇情的だったのだろう。
かぶり付くように口付け、間髪入れず舌を滑り込ませた。防衛本能の強い宵蔵はそれに負けじと応えてしまうため、必然的に長くなる。
宵蔵の息が上がりかけ、ようやく離された。
「帝夜ってさ、やられたら返り討ちにするタイプだよね」
「わざわざ実演して分析すんのやめてもらえます?」
「いいじゃん。僕だって本気で好きな子とキスするの初めてなんだから」
「あーね?経験豊富そうやもんな。大人(アダルティ)〜〜」
「でしょ〜?僕ってばモッテモテだったからさ〜」
「硝子さんと野薔薇ちゃんには?」
「それは例外」
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柳(プロフ) - 匿名希望:我妻さんさん» あっ、ありがとうございますぅ(ニコニコ)ほら行くぞ麗音(お姫様抱っこ) (2021年4月8日 2時) (レス) id: b155e22954 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望:我妻さん(プロフ) - 柳さん» どうぞどうぞ(ニッコリ) (2021年4月8日 1時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - 匿名希望:我妻さんさん» はいそうです。お持ち帰りするね() (2021年4月8日 0時) (レス) id: b155e22954 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望:我妻さん(プロフ) - 柳さん» ご注文は麗音ですか? (2021年4月6日 16時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - 匿名希望:我妻さんさん» おぉ!マジか!!楽しみにしとく!! (2021年4月3日 14時) (レス) id: b155e22954 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:匿名希望:我妻さん | 作成日時:2021年2月20日 19時