私を輝かせる要素｡【KZ】

Six ページ9

Version 美門
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この前､事務所に行ったとき微かにアーヤの香りがしたような気がした｡


いや､まさかね…


もしアーヤが芸能活動をしていたって隠しておく意味がないだろう｡


俺は軽く頭を振ってスタジオに入った｡

スタッフ：門川君､入られまーす


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その日の撮影を終え､楽屋に戻る｡

スマホをチェックしながら着替えをする｡


マネージャー：翼君､次女の子とのペアショットだけどOK？

美門：女の子？誰ですか？

媚びを売ってくるような子は御免だ｡


マネージャー：えーっと､立川美彩ちゃんっていう子｡最近凄く人気で再来月の…

美門：あ､あの写真とかありますか？

マネージャー：え､どうしたの？写真はあるけど…

美門：いや､知り合いかもしれなくて…


そう言って写真を見ると







紛れもなくアーヤだった｡


なぜ､隠してる？


あまりの驚きにKZへLINEをしようかと思ったが､アーヤの意思を尊重しやめておいた｡


美門：その撮影､やらせてください｡


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今日､アーヤが学校に遅刻で来た｡

珍しい…


七鬼も不思議そうに見ていた｡


何となく疲れてそう｡

体調崩さなければいいけど…





その後の体育の時間｡



アーヤが倒れた｡



駆け寄った俺の腕の中でアーヤは意識を手放した｡

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