私を輝かせる要素｡【KZ】

One ページ4

Version 彩
￣￣￣￣￣
メイクを落とし､ヘアセットも崩してもらい､私服に着替えた｡

木崎さんの車に乗り込み､参考書を読もうと思っていたがあまりの疲労に目を開けることができない｡

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ゃ､あやちゃん､彩ちゃん！

んー？

木崎：彩ちゃん！着いたよ！起きて〜！

彩：も､もう…？

木崎：うん｡…ってか､大丈夫？疲労感満載なんだけど｡無理したら倒れるよ？

彩：ん､大丈夫…


軽く目眩を感じながら､車を出る｡

こんなんじゃ､いけない｡

皆に私が芸能活動をしている事がばれてしまう｡


それだけは絶対に防がなくちゃ｡


身体の奥に微かにあった精神力をフル動員して秀明のドアをくぐった｡


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22時｡

いつも通り階段を駆け上がり､カフェテリアに向かう｡


彩：ごめんっ遅くなって…

黒木：大丈夫だよ､ここ座って｡

黒木君に隣の席を勧めてもらい､腰をかける｡


若武：全員そろったな､じゃあKZ会議を始めるぞ｡今日は教養会議だ｡各自興味を持っていることを紹介する｡じゃあ上杉から｡


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無事に発表を終え､これからについて話しているとき､ふいに

美門：なんか化粧品の匂いがする…誰だろ？


えっ

ドキッとした｡

ヤバい､ばれるよ…！

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