私を輝かせる要素｡【KZ】

TwentyFive ページ28

Version 彩
￣￣￣￣￣
翼があまりにも悪いこの空気を変えようとしてか、口を開く。


美門：そういえば、いつKZに話すの？

彩：え？

美門：退団するっていう話。


あぁ


彩：今度集合かけてもらってその時に言おうと思ってる。

美門：そっか…。じゃあアーヤがKZ会議に出るのもあとその1回だけ？

彩：そうなるね。


何となく2人とも黙ってしまう。


何か、何か、言わなきゃ


彩＆美門：あの…


美門：いいよ、先言って

彩：あ、ごめん


えっと…


彩：翼、本当に今までありがとう。心友としても仕事のパートナーとしても頼りがいがあって一緒にいれて楽しかった。

翼：…



彩：KZの皆には言えないことも翼には言える、そんなこともあった。いつでも支えてくれて、嬉しかった。でも、1人立ちしなくちゃいけない時が来たってことだよね…



翼：あのさアーヤ、それ今アーヤに告った奴に言うこと？

え

翼：もう…


翼が近寄ってきた


ふわっと軽く抱きしめられた




翼：ごめん、これで終わりにするから。



翼は悲しそうに笑った




2人で見つめあう




同時に離れた






翼：さよなら、アーヤ。





彩：…さようなら、翼。





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別々のタクシーで家に帰った





私の選択はこれでいいのか少し心がざわめいた

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