私を輝かせる要素｡【KZ】

Fifteen ページ18

Version 彩
￣￣￣￣￣
彩：う､嘘でしょ…翼…！？

うろたえる私に翼は

美門：おはよう､アーヤ｡

と微笑む｡


全然驚いてないってことは翼､前から知ってたんだ…


カメラマン：あれ､翼君と美彩ちゃん知り合いなの？

ダメージが強すぎて喋れない私に代わり､翼が答える｡

美門：はい｡学校のクラスメートなんです｡


カメラマン：えぇーー！！そっかぁ…じゃあ好き同士だったりする？


え？

カメラマンさん､何聞いてるの…


美門：俺はそうですけど､アーヤはね…


はぁ！？


カメラマン：うん…美彩ちゃん､天然だし鈍そうだもんね｡翼君､頑張れ！


って何言ってんの！？


彩：もう冗談やめて撮影お願いします…


￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

ﾊﾟｼｬｯﾊﾟｼｬｯ


今はカフェのようなセットで翼と撮影中｡


恋人のように顔を向き合ったり､マフラーを首に巻いてもらったり…

さらには

カメラマン：手繋いでその流れでぎゅってしてくれる？


え

｢ぎゅって｣って何！？



と思っていると翼が手を握ってきた｡


温かくて私の手を包み込むぐらい翼の手は意外と大きい｡


すると､



ぎゅ



翼がハグをしてきた｡


照れる


それでもいつもみたいに良い香りがする翼だったら安心できた｡


美門：大好きだよ､アーヤ｡


へ？

耳を疑った｡


あまりにびっくりして顔を見上げると


翼もいつもより少し顔が赤い気がする｡




美門：大好き､アーヤ｡




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私が初単独表紙を務めたその雑誌は､ティーン雑誌で年間売上ランキング1位を取る素晴らしい結果となった｡


この雑誌の効果もあり､私立川美彩はさらに活躍の場を広げることになった｡

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