私を輝かせる要素｡【KZ】

Thirteen ページ16

Version 美門
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アーヤが倒れた日の次の日｡

例の立川美彩ちゃんとの撮影が予定されていた｡

割と早い時間から撮影があったので､一思いに｢家の用事｣ということで学校を欠席した｡



アーヤ､昨日倒れてたのに大丈夫かな…？



完璧に美彩ちゃんの正体は把握済みのため､俺を見た時のアーヤの反応も楽しみだったが､弱音を吐かない彼女の体調も不安だった｡


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早朝にアーヤがスタジオ入りすると聞き､それより少し遅いであろう9時に入って準備をする｡

｢門川翼｣という芸名で芸能活動をしていることは､アーヤも知っている｡

というか､KZ会議で宣言したんだ｡

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美門：ごめん､俺芸能活動する｡

KZ：…！？

若武：はぁっっ！？聞いてねーぞ！貴様､俺を抜いて芸能人とか許さんっ！裏切り行為をする奴なんて除名だぁ！

憤りをあらわにする若武｡

俺もこれぐらいの反応は予想していた｡



けど｡

予想外の出来事が起こった｡




彩：なんで？


え？

男子が全員ポカーンとなった｡


彩：翼が芸能人になったらなんで除名なの？

そう呟くアーヤはどこか悲しそうで｡

どこか寂しそうで｡


今までにないアーヤの雰囲気に俺の除名は白紙となった｡

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