3日目**1 ページ4
今日はユニット練習があったので私は家庭科室には向かわずにそのままレッスン室の方へ向かった。
するとその途中で何故か瀬名先輩に声をかけられた。
え、怖い、なんか心当たりがあるようなないような?私がなにかしたのだろうか。
「ねぇ、アンタだよねぇ?かさくんに餌付けしてる2年って。」
何聞かれると思いきや、え、ちょっと待って、なんで私が餌付けしてることになってるの!?!?
私がいけないみたいな、え、え…()
私むしろ被害者なんですけど!!!←
「やめてよねぇむやみに餌付けするの。うちの末っ子が可愛いのはわかるけどさぁ。」
え、だから待って、え?なんで私がかさく…ごほん、朱桜さんにメロメロみたいな感じになってるの?というか瀬名さん朱桜くん可愛いとか言うタイプでしたっけ?←
「かさくんさ、今月入ってから2kg太ってんの。多分アンタのせいだよねぇ?」
oh...やばいとは思ってましたがやはり…あんな毎日のようにワンホール食べてたらそれは太るに決まっていると思う。
「ねぇ聞いてるわけぇ?」
瀬名先輩が私の顔を覗き込んできた。聞いてるって言われても、私むしろ被害者なんですけども…そんなことを悩んでいるとそこに凛月くんがやってきた。
「あ、セッちゃんいた〜…ってなに?ミッちゃんにナンパ?ミッちゃんよかったじゃん、ついに春が来たよ〜」
「何言ってるの、凛月くん。春は毎年来てるでしょ?←」
私は凛月くんとは仲が良い。中学の時から同じ部活だったからかな…?
凛月くんとは中学が同じで部活も同じだった、今も部活は同じでお互いに何かの縁を感じている。
私が名前で呼びあえて普通に会話できるのは凛月くんと真緒くんと嵐ちゃんと放送委員会メンツと紅茶部くらいだ。割と多いな。
「はぁ?なわけないでしょぉ?かおくんじゃあるまいし、こいつに忠告してただけ。」
「忠告?なんの?」
「かさくんが最近2キロ太ったからぁ、こいつのケーキ毎日のようにたらふく食べてるせいかなぁって。」
「あぁ、す〜ちゃんはすごい量食べるよね〜。でも忠告だなんてセッちゃん優しいね、確かに量は気をつけた方がいいかもね〜」
「でしょぉ?優しくなんてないけどぉ、メンバーだから言ってるだけだし。そう、量を控えめにさせろって言いに来たの。」
そんなこと私に言われても…だって止めてもあの人食べるだもん。
なんか恐怖なレベルに食べるんだもん。止めるのなんか無理でしょ。
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作者名:梅原。 | 作成日時:2018年9月13日 17時