死にたい美女は探偵社所属 (ページ4)

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45話ページ4

「♪♬♪♪♪♫♭(ヴーッ)♪♬♪♪♪♫♭(ヴーッ)」

敦，泉「...!?!?」

ピガサガサｯ

尾『夜叉白雪よ。鏡花に近寄り嘘の世界を教えるものに罰を与えよ』

その瞬間敦は座っていたベンチからずり落ち背中からは血飛沫を上げていた

泉「！？」

尾「害獣の血でも飛沫く様は美しいのう＿＿＿＿＿そうは思わぬかえ？愛しの鏡花や」

ポートマフィア幹部
尾崎紅葉

───能力名【金色夜叉】───

泉「！」

尾「息災じゃったか？私がどれほどそなたを案じ胸を痛めたか、、、このような───獣畜生共の下にそなたを残す事になって」

敦「ぐあッ！？」

紅葉は起き上がろうとした敦の背中首元を足で抑え踏み込んだ

尾「じゃが私が扶けに来た。もう心配は要らぬぞ」

泉「何故貴女が...電話を」

尾「簡単じゃ。この小童が云う業者とやらを刺して吐かせただけの事」

そう云っている間にもミシミシと敦の刺された傷口を履いているブーツのヒールで踏み続けている

尾「もう何も思い煩う事は無い＿＿＿＿私が守ってやろうぞ」

敦「(くそ...！)彼女はもう...マフィアには戻らない！＿＿＿彼女の力は探偵社の仕事で振るわれるものだ！」

敦のその言葉に僅かに反応に顔を上げた紅葉の頬には一筋の涙が傳っていた

泉「！？」

尾「矢張り...鴎外殿の許可など待たず迎えに来るべきであった。このような欺瞞と偽善の巣にそなたを一秒も置いてはおけぬ＿＿＿＿＿＿可哀想な鏡花や。甘言に唆されそこが光の世界と勘違いしたのであろう。じゃが奴等は孰れ云うぞ＿＿＿夜叉白雪を使えと＿＿＿それは厭であろ？じゃが案ずるでない異能目当ての屑共など私が微塵に切り裂いてくれる」

敦「マフィアが...それを云うか！！」