【黒バス】黄瀬涼太の姉は女子最強『華の四皇』の1人

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涼春side


今日はIH予選決勝リーグ戦第1試合、誠凛vs桐皇。
私は真太郎と試合観戦をしに代々木体育館に来ていた。

試合開始時間ギリギリに会場に入ったから、観客はコートに釘付けになっていて、誰にもバレることなく試合を観戦できそうだ。


黄瀬「あっ！姉ちゃんと緑間っちじゃないすか！」

緑間「黄瀬。」

『来てたのね涼太。今日は笠松さんと一緒じゃないの？』

黄瀬「うん、振られちゃったっす(笑)」

『そうなのね、じゃあ一緒に観ましょうか。』


再びコートに視線を戻すと、桃ちゃんがベンチに入っていた。


『桃ちゃん、大輝と同じ高校行くなんて相変わらずベッタリなのね。』

黄瀬「でも、桃っちって、黒子っちのこと好きだったっすよね？」


緑間「…？そうなのか？」


真太郎が首を傾げる。


黄瀬「え？！
中学ん時に桃っち、めっちゃアピールしてたじゃないっすか！あれで分からないとか猿すか？！」


緑間「なっ？！猿とはなんだ！猿とは！」


『ふふふ、真太郎が猿って、』


緑間「はぁぁ(涼春まで…)。
だか、桃井が手を抜くはずがないのだよ。黒子が相手だとしても全力でくるだろうな」


『そうね、手を抜くなんてテツヤに失礼だって思うでしょうね。』

黄瀬「てかそれも大事っすけど、さっきから青峰っちの姿が見えないんすけど。」


『大輝のお馬鹿、こんな時まで遅刻って…はぁ…。』


そして、大輝が不在のまま試合が始まってしまった。

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