仮彼募集中【KZ】 (ページ32)

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10000hit御礼記念！特別SS 黒幕と彩を追う不審な男ページ32

更新遅くなり､申し訳ありません｡

10000hitありがとうございます｡

記念SS掲載します！

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久しぶりに日本に来た｡

いつもとは違う雰囲気に若干戸惑いながらも広い空港の中からタクシー乗り場を探す｡

タクシーに乗ろうとした瞬間

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙ

男：はい

知らない番号に躊躇しつつ通話ボタンを押す｡

｢俺だよ､俺｡｣

は？

もしや…あいつか｡

男：何だよ､めんどくせ｡時間ねぇんだよ｡

ﾊﾊｯ

笑いやがった｡

｢ツンツンすんな､すぐ終わるから｡｣

お前の[すぐ]はくそ長いだろーが｡

｢とりあえず駅に来い｡｣

ﾌﾞﾁｯ

ﾂｰﾂｰﾂｰﾂｰﾂｰ

自分の話だけして､即切られた｡

はー

男：すみません､駅まで出してください｡

｢おっす｣

男：…

｢無視すんなよ､感動の再会だろ？｣

男：お前､人を呼び出しておいてその口か？

｢すまん､すまん｡緊急案件だ､お前にとっても､俺にとっても｡｣

男：さっさと言え｡

｢女心って難しいよな､俺はさっぱりだ｡｣

は？

｢でも､理解したくなくても理解せざるを得ない女心もある｡｣

意味が分かんね

｢ということで､ゲストだ｡｣

振り返ると見覚えのある男がいた｡

確か…片山？

悠飛：久しぶり｡お前も来てたのか｡

男：あぁ､元気そうで何よりだ｡

悠飛：思ってもないこと口にするな｡

｢まぁまぁやめろ､今揉めると計画がおじゃんになる｡｣

計画……？

｢今日はその計画を話したいと思って呼んだんだ｡｣

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本当にこれでいいのか｡

あいつらと別れ､1人考える｡

俺のせいであいつをまだ苦しませるのか…？

おかしいだろ｡

別れたばかりのあいつに電話をかける｡

男：計画練り直すぞ｡

｢は､待てよ｡今決まったばっかじゃん｡｣

男：俺がストーカー役をする｡

｢………｡嘘だろ｡やめろよ､あいつを傷つけてどうすんだ｡｣

男：俺なりの考えがあるんだ｡だから練り直すって言ってんだろ｡

こうして計画は練られ､実行に移った｡

ごめんな､アーヤ｡

ずっと

何があっても

好きだから

幸せになれよ｡