はじめて聞いた ページ5
玲side
「____だからね、剣くんと小雪くんがね、迷ったらしいんだよ」
「え!?誰ですかその二人.....」
首領の言葉に姉さんが反応する
「姉さん姉さん。その二人は、最近かなり活躍してるコンビですよ」
耳打ちすると、まるで、知ってたし?とでも言わんばかりの表情にパッと変わる。
「あー、うんうん。ええ。もちろん知ってましたよ?」
「姉さん、、見苦しいです.....」
ぼそっと呟いた言葉は姉さんに聞こえなかったらしい。
「ていうか、迷ったなんてはじめて聞きましたけど.....」
「あー、アのふたり、結構迷いやすいんだよ。でもね、今回は結構抜け出すのに手間取ってるみたいだね。もう出ていってから三日だ」
「それで首領。僕たちはその二人を救出に行けば良いんですか.....?」
「うん。」
いやぁ。でも救出って簡単なことじゃないですよね.....?
どうするんだろ、姉さん
まさか首領の言葉を断るわけにもいかないし.....
「わっかりましたー!首領っ、場所って何処ですか?」
「おお、頼もしいね」
「任せてくださいよ!」
うちの馬鹿姉、どうにかならないのだろうか。
___
「「失礼しました」」
ドアを完全に締め切った所で。
「姉さん!!なに簡単に任されてるんですか!?しかも詳しい内容も聞かずに!」
「え、なに、なに任されたの私たち。玲が聞いてるかなぁって.....」
「あああああああああ!?」
え、なにこの馬鹿姉は。
本当に馬鹿なんですか?!?!
「.....」
「ま、まあまあ、落ち着いて?」
「これが落ち着いていられますか!!.....まあいいです。さ、準備しましょう姉さん。一刻も早く、ということでしたし。」
「そーだね!いっちょやりますか!」
と、出入口に向かっていく姉さん
人のはなし聞いてました?
僕さっき準備って言いましたよね.....。
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作者名:青空 奏&立夏 x他1人 | 作成日時:2018年7月19日 19時