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第七話 ページ9

ナルト「どっ、どういうことだ!!」


ミズキ「つまりお前がイルカの両親を殺し、里を壊滅させた妖狐なんだよ!!」


ナルトの心の傷も考えず悪魔の笑みを浮かべるミズキ。


ミズキ「お前は憧れの火影に封印された挙句______」


イルカ「やめろー!!」


ミズキ「里の皆にずっと騙されていたんだよ!!おかしいとは思わなかったか?あんなに毛嫌いされて!イルカも本当はな!お前が憎いんだよ!!!」


「アンタらが居なければ!私たちの畑は枯れることは無かった!」


私がしっかりしないとなのに、昔の言葉がフラッシュバックする
嗚呼ナルトと私は同じなんだ。


ミズキ「お前なんか誰も認めやしない!その巻物はお前を封印するためのものなんだよ!!」


ミズキが動揺して動かないナルトに向かって手裏剣を投げる。
私は咄嗟に庇おうとしたがその前にイルカ先生が動いていた。


ナルト「ッ…!なんで…ッ」


イルカ「オレなァ…両親が死んだからよ…誰もオレをほめてくれたり認めてくれる人がいなくなった。

寂しくてよォ…クラスではよくバカやった。人の気をひきつけたかったから。優秀な方で人の気が引けなかったからよ

全く自分っていうものが無いよりはマシだからずっとずっとバカやってたんだ。

苦しかった…そうだよなぁナルト…さみしかったんだよなぁ…苦しかったんだよなぁ…ごめんなァ…ナルトオレがもっとしっかりしてりゃこんな思いさせずにすんだのによ」


その返答をせずナルトは何処かへ行ってしまう。
私は慌ててナルトを追いかけた。


動揺しながら移動するナルトを捕まえた。


ナルト「なんだってばよ!Aちゃんには…関係ないだろ!」


全否定するナルト。


A「ええ、関係ないわ…私はここで生まれた訳でもなければ家族が居るわけでもない。

私の家族は全員殺されたからね…でもねアンタには仲間が居るじゃない!友達がいるじゃない!

あんなにいい…先生が居るじゃない!
何が不満なの?」


言い合って居ればイルカ先生が近づいてくる。
だが、雰囲気が違う…きっとミズキだろう。


イルカ(?)「ナルト!早く!巻物をこっちに渡すんだ!ミズキが巻物を狙ってる!」


ナルトはジッとイルカ先生を見てから直ぐに体当たりした。

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作者名:凛愛 | 作成日時:2020年8月31日 19時

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