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第九話 ページ11

イルカ先生は私達が出てくるとは思ってなかったのか慌てている先生のそういう顔見るの…たまにはいいかもね?


イルカ「ば…バカ!何で出てきた!!逃げろ!!」


ミズキ「ほざくな!てめェーらみたいなガキ一発で殴り殺してやるよ!!


A&ナルト「やってみろカス!千倍にして返してやるから」


嗚呼…不思議、怖くない。
父様が言ってたチームワークってこれかな…。


ミズキ「てめェーらこそやれるもんならやってみろ!バケ狐ェェ余所者!!!!!!」


A「ナルト!私がサポートするから!」


ナルト「おう!影分身の術!!!」


ナルトが影分身の術を唱えれば大量の分身が現れる。
これが、クラス最下位のナルトの本気。


ミズキ「なっ!なんだとォ!!!」


ナルト「どうしたよ、来いってばよオレを一発で殴り殺すんだろ、ホラ!」


足がすくみ一切動けなくなったミズキを見てナルトが動く。


ナルト「それじゃあ、こっちからいくぜ」


ミズキ「うぎゃああああああああああ」


しばらくすると足元にはボコボコに殴られ伸びているミズキが。


ナルト「へへ…ちっとやりすぎちゃった」


A「いや…まだ足りない…私の分」


私は容赦なくミズキの上に雷を落とす。


ナルト「え、えぇぇぇ!?!?」


A「大丈夫、殺してはないから」


その瞬間イルカが口を開く


イルカ「ナルトちょっとこっち来い。お前に渡したいもんがあ
る!」


ナルトが近づけば目を閉じさせるイルカ先生。
私はハッキリ見ていたナルトの額に額当てが付く瞬間を。


ナルト「先生まだぁ〜?」


イルカ「よし!もう開けていいぞ!卒業おめでとう…今日は卒業祝いだ!ラーメン奢ってやる!」


その瞬間、泣き出したナルトがイルカ先生に抱きつく。


A(もう…私は邪魔かな?)


ゆっくり背を向けて帰ろうとした瞬間誰かに手を掴まれる。
驚いて振り向けば泣いたままのナルトが手を掴んでいた。


ナルト「お、俺たち…もう友達だってばよ!」


A「とも…だち?」


そう聞けば太陽のような笑顔で頷くナルト。
ねぇ…父様…友達が出来ると心が暖かいものなのですね。


A「ありがとう…ナルト…また明日ね」


ナルト「おう!!!」


この日、初めて友達が出来た。

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作者名:凛愛 | 作成日時:2020年8月31日 19時

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