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「さっさと帰るぞ。立てるか?」

 と、手を差し出す、彼。


『あ、うん。』 手を借りて、立ち上がった時、


「おい、膝から血が出てるぞ。」


『え!...本当だ。転んだからかな、全然気付かなかった。』

逃げるのに必死で気付かなかったけど、今になってじわじわと痛くなってきた。


「はぁ、、、これでも巻いとけ。」

彼はため息をついながらも、ハンカチを差し出してきた。

『でも、血で汚れるし、、、』

「別にいい。」

少し罪悪感を感じながら、ハンカチを受け取り、膝に結ぶ。

「家まで送る。」


『え? 家近いし、自分で帰れるよ?』


「いや、これも仕事のうちだ。それになんか、危なっかしいしな、お前。」




そんな感じで、一緒に夜道を歩いて私の家に向かった。

『ねぇ、もっと教えてよ!呪霊のこと、呪いのこと。』


「はぁ? あんたは一般人だ。知る必要はない。」と、冷たく言われた。


『え〜...てか、「あんた」じゃなくて穂波A。』←(すみません。苗字は固定です!)


『あなたは?』

「...伏黒恵。」


『恵くん、今日は、助けてくれてありがとう。恵くんがいなかったら私、死んじゃってたよ。』




そんな会話をしながら、家についた。

『あ、家ここだよ。』


『送ってくれてありがと!』


「あぁ。それから、夜は呪力が高まる。今日みたいな目に合わないためにも、
 夜の学校に行くのはもうやめとけ。」

『うん。もうあんな思いしなくないしね... あ、そうだ!ライン交換しようよ!』

「...は?いらねぇだろ。」

『いいじゃん。私、恵くんと友達になりたいし。』


と言うと、渋々交換してくれた。

恵くんを見送った後、

自分の部屋に戻り、膝に結んだハンカチを解く。

『ハンカチ、またいつか返さないと、、、』

まだ、胸の高鳴りが治まらない。
夢みたいな出来事だったけど、現実なのだとこのハンカチが証明している。

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ゆき - 4話目読みました❗️2人の出会い編終わりましたね☺️ラインも交換したので次の話で2人がどう絡むのか楽しみです❗️ (2023年2月15日 0時) (レス) id: 1c6a62374f (このIDを非表示/違反報告)
- ありがとうございます。期末テストと更新、どっちも無理しない程度に頑張ります! (2023年2月14日 7時) (レス) id: 95b9155aa2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 明日から期末テストなんですね❗️大変な期間の中で更新ありがとうございます❗️大事な時期とかは無理しないでくださいね💧明日からの期末テスト頑張ってくださいね❗️ (2023年2月13日 23時) (レス) id: 1c6a62374f (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 3話目読みました❗️伏黒らしい夢主への第一印象でしたね😁次も2人の絡みが楽しみです❗️ (2023年2月13日 23時) (レス) id: 1c6a62374f (このIDを非表示/違反報告)
- 少し、短くなってしまいました...すみません。実は、明日期末テストがあるので大目にみてください。ごめんなさい! (2023年2月13日 23時) (レス) id: 95b9155aa2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年2月10日 22時

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