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ザワザワ

人の声が聞こえる

喧嘩する声も

食糧難は避けられないようだ


…小さい子達まで働かされてるわね

かわいそ「あの!」

なんか犬みたいな奴が話しかけてきた
10歳…くらいかしら?


『…何?』

「いや、だいぶ前に見かけた事あるような人だなって!気のせいですかね…」


ははは、という男の子。
咄嗟に話しかけたみたいで、
少し話題に困ってる

『いや、分からないわ。私シガンシナ区出身なの。だからおかしくは無いわね』

「俺!エレン・イェーガーです」

『…!イェーガー先生の息子?』

あぁ、伝染病で街を救った…

私の祖母はその伝染病で亡くなった。

仕方ないわ。生もありゃ死もあるんだから。

「はいっ!」

『私はA・レインズ。調査兵団よ』

「え!調査…兵…団!?」

凄く嬉しそう、犬ね犬。

『もしかして憧れてるの?』

「はいっ…母さんが巨人に食われたんです。
だから…巨人を駆逐するために…」

エレンは黙って俯く。
散々辛い思いをしたのだろう。

『凄いじゃない。』

ピクリと俯いたエレンの肩が動く

『大事なのは巨人を恐れない精神。
立派な兵士になれるわ。』

「はいっ!」

『頑張って。』

「巨人なんて!俺が倒します!」

私達はグータッチを交わした。


なんだかいい気分になった私は
本部に帰った

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作者名:天雪 | 作成日時:2020年5月14日 22時

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