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7話 目が合う ページ8

「...」

あれから数日、私は諏佐君の様子をうかがい続けた
もしかしたら話しかけるチャンスがあるかもしれないから
でも...

「私男子苦手なんだよなー...」

当然ながら諏佐君は席が近い男子と話している
入学してすぐだからそれは当たり前
大体、女子ともそんなに話せてないのに男子と先に仲良くなろうと思うのは男好きみたいだし...

「やっぱり話すチャンスなんてないのかなー...」
「A、お悩み中?」
「ひゃあっ!?」

...って、なんだ、幸菜ちゃんか

「ごめん、驚かせちゃった?」
「ううん、大丈夫だよ」
「それより、さっきからどうしたの?独り言も言ってるし...」

き、聞かれてた...!
恥ずかしい...

そのとき私は無意識に諏佐君の方を見てしまった
幸菜ちゃんは目ざとく私の視線の先を見て...

「あ、もしかして好きな人!?」
「ち、ちが...」
「あれは...諏佐クンか!もしかして一目惚れ?」
「そんなんじゃないって!実は...」

私は幸菜ちゃんにあのときのことを話した

「え!そんなことがあったの!?」
「うん...」
「サイッテー!!でも、助けてくれたのが諏佐クンだったらすっごくかっこいいよね!!」

それは好きになるのも仕方ないなー、幸菜ちゃんは一人で納得し始めた
だからそんなんじゃないって...

「でも、諏佐クン顔も結構イケてと思うよ?」
「そうなの?」

幸菜ちゃんの言葉を聞いて私は諏佐君を見てみた

「...鼻高いな」
「あ、こっちみた」
「え!?」

ど、どうしよう!絶対見てたの気づいたよね!?

「んー、別に大丈夫でしょ!」
「でも...」
「あ、先生来た」

幸菜ちゃんはそのまま前を向いてしまった

...絶対ばれてるよね
うわーすごく恥ずかしい!!

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かしたろー(プロフ) - ありがとうございます!!私も宮地さん好きです♪頑張ります!! (2014年6月22日 0時) (レス) id: f73c5557c2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こんばんわ!私も諏佐さん大好きです〜♪でもやっぱり宮地さんが好きなんです(^ω^)宮地さんの小説書こうと思ってます!更新頑張ってください! (2014年6月21日 23時) (レス) id: 405d6ef6b2 (このIDを非表示/違反報告)
かしたろー(プロフ) - ゆきちょさん» ありがとうございます!諏佐さん好きなんですね♪頑張ります! (2014年6月3日 0時) (レス) id: f73c5557c2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきちょ(プロフ) - こんばんわ!あたしも諏佐さんが好きで書き始めたものです!!めっちゃ続きが気になります!更新頑張ってください!! (2014年6月2日 22時) (レス) id: 4588dece63 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かしたろー | 作成日時:2014年6月1日 2時

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