*.☆一松girlと、まだ一松girlなってないgirlのための短編集“Che tipo di pino ti piace?”【短編集】*.☆

・興奮 ページ32

『好きd……』





一松「ごめん……」






え！？








かき集めた勇気は、告白を言い切る前に、玉砕した──






『そ、そっか……ごめんね、時間取っちゃって……』







一松「いや、これは……悪いのは俺だから……」






悪い？告白を断ったこと！？







いやいやいやいや！







『こっちこそ、好きになってごめんなさい』





一松「猫にしか興奮できないから」







ふたつの声が重なる──






『え？……興奮？……猫に？』







私がそう言うと、彼は顔を赤くする








嘘だろ……マニアックすぎません？







『あの……私でよければ……その体質(？)治すお手伝いしましょうか？』







何言ってるんだろう……私








一松「え？いいの？……迷惑じゃない……？」







『迷惑じゃありません！！』







これが初告白の日に起きたことなんて……誰が思うでしょう……いや、誰も思わないわ！






……………………………………


……………………






その日から数ヶ月後、私達は付き合うことになったのですが……







猫耳をつけた私にしか興奮しない……と








新しい問題が出てきているのであった









« 終われ！»


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



詳細は誰も語らない……






唐突に、付き合った後になりましたが……付き合うまでの段階は皆様の想像にお任せします

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