【四】そして私は考えるのをやめた ページ4
ーー
『……私が思ってたたいあたりの威力じゃないんだけど此れ如何に』
亀裂が入って見事に歪んだ壁を眺めながら、私は呆然と立ち尽くしていた。
…この能力は未知数だ。威力的にも、種類的にも。何も解らない。
唯、もうこの能力については深く考えない方が良いというのは此れで解った。
『……おそとにでよう』
嗚呼、其れも此れも全部あの女神の所為だ。忘れてしまえ。
*
『わぁ、本当にあのヨコハマだ…すっご……！！』
語彙力不足で説明出来ないのが大変申し訳無いが、
兎に角『文ストの世界ちょーすごーい！』とだけ伝わってくれればOKだ。
……するとふと、此処に来てから自分の容姿を全く確認していない事に今更乍気付いた。
『そういえば、如何なってるんだろ私の容姿とか』
転生物は美少女なお約束が一応在るとは云え、大丈夫だろうか。
取り敢えず私は其処に在った川の水面で容姿を確かめようとした。
＿＿＿そしてその水面に映るものを見て私は絶句した。
別に自分の姿が余りにも美しかったからとかそういう訳では無い。
だって、だって、あの川にスイスイと流れてる御方は…………！！！
『真逆ッ！！太宰さぁんッッッ！？』
わぁ早速主要キャラに会ったよスッゴいなーどうなってんだこの街！！！
*
……取り敢えず水から引っこ抜いときました。
すると其処へ、
「くぉらぁあ！！包帯無駄遣い装置ぃ！！何処に居る！！？って貴女は…」
インテリメガネな苦労人さん、国木田独歩が駆けてきた。
わーいしゅようきゃらふたりめー(思考放棄)
『あっえっと、此の人が川を流れていたから…助けとき…ました…』
「此の人が川を流れてたから助けときました」……普段じゃ絶対云わない台詞だな。
「っ……済まない！この阿呆にはきつく言っておく。本当に済まなかった」
『あっ厭、私は全然大丈夫ですから！！気にしないでください！！』
まぁ滅茶苦茶吃驚はしたけどね！！
「……失礼かもしれないが、貴女の名を伺っても良いか？」
『あっ私！？綾乃Aと申します！！』
「そうか。綾乃さん、本当に済まなかったな。後日御礼をしに行こう。」
其れから国木田さんはぺこりと頭を下げて、太宰さんを引きずって歩いていった。
国木田さんも大変だなぁ……
ーー
【五】空を駆ける(？)少女→←【三】一応のステータス【6/26更新！】
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十円ガム - めちゃ面白いです！感動しました！ (10月22日 17時) (
レス) @page21 id: 29094487c6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - めっちゃ面白いです！よければ続きが見たいなぁ〜なんちゃって (7月19日 22時) (レス) @page21 id: c79aedafe2 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 結構見つけたのが遅かったのですが、ポケモン好きにはたまらないwwできれば続き描いてほしいです！ (2022年12月19日 20時) (レス) @page21 id: 774272428f (このIDを非表示/違反報告)
紫硝子 - 面白すぎてずっと笑ってましたwwできれば続きを描いてほしいﾃﾞｽ！！お願いします！！更新頑張ってください (2022年8月13日 23時) (レス) @page21 id: 8264cf3ee7 (このIDを非表示/違反報告)
|ω･)ﾐﾃﾏｽﾖ - いや！面白すぎです！！これで終わりなんですか！？更新待ってます！！頑張ってください！！ (2020年7月26日 11時) (レス) id: 399815b3a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：suria* | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=maohakase0122
作成日時：2019年6月3日 18時
