もう一人の転校生は・・・《あんスタ》 (ページ2)

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私と如月さんあんずsaid ページ2

私にとって如月さんとの出会いはかなり衝撃的で

「如月Aと言います。

あなたと同じく

プロデュース科のテストケースとして

この夢ノ咲学院に転校することになった2年生です。

よろしくおねがいします。」

「よろしく、如月さん！

私は五木あんず。お互いプロデューサーとして頑張っていこう！

って事で、まずお互いについて知っておこうよ！

知っておいて損はないだろうし。

まず、如月さん、何か好きなことは？

私は音楽鑑賞かなー？」

「五木さん、失礼ですが、その質問にはなんの意味があるのですか？」

あの時は本当にびっくりした。

そう言い放った彼女は、私より身長が高くて

すらっとしており

制服も着崩さず、綺麗に着こなしていて

なによりも、三つ編みにメガネという組み合わせ。

一言で表すのなら《優等生》

けれど、独特の雰囲気を醸し出していて

動作一つ一つに華があり

なにより、エメラルドのような緑の瞳が

より彼女の特異さを浮き彫りにしていた。

冷たくあしらわれたはずなのに

どこか放っておけない

彼女をよく知りたい

仲良くなりたい

と、そう思ってしまった。