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花「心霊」
光「写真?」
「寧々先輩が?」

寧「うん...
この間ね 葵に大事な話があるって言われて
改めて話を聞いたんだけど...」

なんでも園芸部の日誌の中の写真で
寧々先輩の写る写真にだけ
もれなく無数の手が写りこんでいるらしい

「こ...っ」
花/光「これは...!」

ぱらりと捲られたノートにを覗き込むと
トウモロコシを手に笑う
寧々先輩と葵さんの背後には同じく
トウモロコシを掲げる無数の手

花「やべー」
「なんというか...」
光「楽しそうっスね...」

寧「うん...
写真自体は不気味っていうより愉快なんだけど...
写真を見た時から変なことが起こるようになって」

「変なこと?」

寧「生えるのよ...手が生えるの」
真顔で頭を抱える寧々先輩

(生える...)

寧「とってもさりげないんだけど...
気がついたら視界の隅で生えてるの
何か悪いことしてくる訳じゃないんだけど
もうどうしようもなく気になって気になって〜」

そう言って壁に手をついて泣く先輩

花「ダイジョーブ?」

花子くんが声をかけると
ビクッと肩を跳ねあげる先輩

寧「ああっ!!あそこ!
またいる!!」

寧々先輩の指さす先を見れば
窓際でメンコをして遊ぶ物怪ちゃんの隣に
ニョキニョキと生える手

「確かに...」

寧「一体何が目的なの!?足!?
私の足を掴むつもりなのね!!」

光「なんだと!!なんて邪悪な手なんだ...
許せねー!!」

(なんだかこの流れ...)

光「先輩!安心してください
このオレがバシッと 祓ってやります!!」

寧「こ 光くん...!!
さすが祓い屋の家系...!!」

花「だいじょーぶかなー...」

(やっぱり面倒なことになった...)
しかし源君がまともに祓い屋として活躍したのは
時計守の時ぐらいだし、あの時は大人の
源君の力だったし
(ちょっと気になるのも事実...)

そう思い源君の動きを目で追いかける

源君は手の生えた窓際まで走っていき
彼ら?に話しかける

光「やい!腕野郎!!
オレと勝負だ!!」
そう言って腕をだした

寧「...え?なんで腕相撲...?」
花「さあ...腕と戦う手段が
あれ以外思いつかなかったんじゃない...?」

………………

そういえば源君はこういう子だった

(期待した私が馬鹿だった)

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設定タグ:地縛少年花子くん , 原作沿い   
作品ジャンル:アニメ
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ほまれ(プロフ) - 丸メガネっ子さん» はじめまして!コメントありがとうございます更新頻度はまちまちで安定してませんが少しずつ更新していきます! (2020年7月12日 10時) (レス) id: 6e3f4d506b (このIDを非表示/違反報告)
丸メガネっ子(プロフ) - はじめまして、こんにちは。これからも応援しておりますので投稿頑張ってください。 (2020年7月12日 9時) (レス) id: ee13b7513b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほまれ | 作成日時:2020年7月8日 9時

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