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祖「それじゃあ先生
今日はありがとうございました」
夕日色に輝くおばぁちゃんは
そう言って教室の扉へと向かう
「待って私も...」
祖「おばぁちゃん、
ちょっと寄らなきゃ行けない所があるの
だからAちゃんは先に帰っててくれるかしら?」
それだけ言うとおばぁちゃんは放課後の廊下へと
消えてしまった
教室には私と先生だけが残された
「...びっくりしました?...よね」
隣へ並ぶ先生の顔をそっと見上げる
土「まァ...でも今思えば
何となくお前ェの様子がおかしかったってのも
頷けるな...いいばぁさんなんじゃねェの」
「...自慢の祖母です」
土「あァ...話してみてわかったよ」
いつの間にか煙管を手に持つ先生
「先生...あの」
土「ん?なんだ」
「この間の話なんですけど...
寧々先輩は、その...本当に...」
土「...あァ...アイツの本には最初から
そう書いてあったよ
だからお前ェが気にする事はねェし
変わることもねェ
どう足掻いてもアイツは近い未来に死ぬ」
「...絶対に?」
先生からの返事は帰ってこなかった
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ほまれ(プロフ) - 丸メガネっ子さん» はじめまして!コメントありがとうございます更新頻度はまちまちで安定してませんが少しずつ更新していきます! (2020年7月12日 10時) (レス) id: 6e3f4d506b (このIDを非表示/違反報告)
丸メガネっ子(プロフ) - はじめまして、こんにちは。これからも応援しておりますので投稿頑張ってください。 (2020年7月12日 9時) (レス) id: ee13b7513b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほまれ | 作成日時:2020年7月8日 9時