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校長室から廊下に出ると城は空っぽだった。
ハリー・ポッターは、たった1人で一歩一歩を踏み締めながら歩いていると自分がもう死んでゴーストになって歩いているような気がした。
肖像画の主たちはまだ額には戻っていない___何処かしかも先程までの戦闘で焼け崩れ、また、あるいは破壊されてボロボロだった。
城全体が不気味な静けさに包まれている___
残っている温かい血は、死者や哀悼者で一杯の大広間に集中しているかのようだった。
ハリーは�狷�明マント�瓩鯣錣辰峠隋垢鵬爾粒�に下りて最後に大理石の階段を下った。
____誰かが僕に気が付いてくれないだろうか。
ヴォルデモートの元へ�犹爿瓩妨�かうのが恐ろしいという想いがなかなか拭えず、そんな事を考えていると、玄関ホールに向かったところで、危うくネビルとぶつかりそうになった。
ネビルは誰かと3人で校庭から遺体の1つを運び入れる所だった。
「____コリン」
ネビルの側に居たのは、Aと卒業生のオリバー・ウッドだった。
Aの悲しげな声を聞いた途端にハリーは自分の心臓がズキリと痛む様に跳ねたのを感じた。
3人が囲んでいたのは、コリン・クリービーだった。
彼は同じ寮の1学年下の生徒であり___そして、Aの大切な友人の1人だった。
「考えてみりゃ、俺1人で大丈夫だよ」
オリバー・ウッドはこう言うなりコリンの両腕と両腿を握って肩に担ぎ上げ大広間に向かった。
残ったネビルとAはそれからまた石段を下り遺体を回収するために歩き出した。
「A、少し休憩した方がいい__その間僕がやっておくから___」
「大丈夫。少しでも早く、大広間に運んであげないと___」
ネビルの声にそう答えたAは、決して良い顔色では無かった__それでも、作業を止めようとする事なくローブをもう一度捲り直し、杖を振って瓦礫を退ける作業を続けた。
Aはこの戦いで、多くの�狢臉擇平有瓩鮗困辰拭�
大広間で横たわっていた、リーマス・J・ルーピンは彼女の実の父親だったし、彼の妻となったトンクスのことをAは�爛鼻璽薛瓩噺討啝个陵佑吠蕕ぁ�互いに家族としての繋がりを大切にしていた。
先程運ばれたコリン・クリービーも___
そして、セブルス・スネイプも____
皆、彼女の大切な人達だった。
ハリーはAにスネイプが息を引き取ったという事実を伝えなくてはならないのだと思うと胸が張り裂けそうな感覚になった。
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ひまわり。(プロフ) - べべべーべさん» コメントありがとうございます✨完結させてから時間が経っていますがそう言っていただけてとても嬉しいです😌 (2月25日 10時) (
レス) @page28 id: 0e882bf437 (このIDを非表示/違反報告)
べべべーべ(プロフ) - 素晴らしい作品をありがとうございます。最後のスネイプ先生とのシーンは涙が止まりませんでした。とても素敵な解釈だと思います。各章で深く愛を感じる作品でした。この作品に出会えたことを嬉しく思います。 (2月22日 2時) (レス) @page28 id: 49ba69b450 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり。(プロフ) - いろかさん» コメントありがとうございます！そう感じていただけてとても嬉しいです😊✨ (9月8日 21時) (レス) id: 0e882bf437 (このIDを非表示/違反報告)
いろか(プロフ) - 本当に素晴らしい作品で涙が止まりませんでした。原作好きとしてこの作品に出会えたことに感謝します。 (9月6日 0時) (レス) @page28 id: 9be3bd5b20 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり。(プロフ) - ひよさん» コメントありがとうございます！完結させてもう大分経つのにこうやって読んでいただけてとても嬉しいです☺ (2023年2月25日 17時) (レス) id: 0e882bf437 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり。 | 作成日時：2021年10月25日 15時
