秘密の調合 ページ32
5年生の学期末に実施されたO.W.L試験で一定の成績を修めた生徒だけが6年生からのN.E.W.Tレベルの授業に進むことができる。
高い順に「優・O」(大いに宜しい)、「良・E」(期待以上)、「可・A」(まあまあ)、「不可・P」(良くない)、「落第・D」(どん底)と続き、最低は「トロール並み・T」である。「O」から「A」までが合格であり、「P」以下は不合格である。
7月中に受け取ったAの試験結果は、数占い学と魔法史はEだったものの、それ以外の科目がOだった。この成績にフリットウィック先生は大変喜んでくれた。
N.E.W.Tレベルの授業内容はとても難しく、常に成績が首位である流石のAでも予習・復習は欠かせなかった。あのジェームズ・ポッターやシリウス・ブラックでさえも今学期に入ってからはなんだか大人しく授業を受けたり、時折図書室で勉学に励む姿が見られた。
10月に入った頃にはAは、それらに加え、11月からのシーズンに向けたクィディッチチームの練習、監督生の仕事で目が回る様な忙しさであったが、そこにいよいよ�爛轡蹈奪廰瓩猟換腓�付け加えられた。
事前に夏休みの間に調合していた量では足らなくなってきたのだ。
マダム・ポンフリーからの連絡を受け、すぐにスラグホーン先生に教室の使用許可を得たAは父から送られてきた調合用の材料などを手に地下にある魔法薬学の教室へと向かった。
「あぁ、Ms.グレイディよく来たね＿＿申し訳ない、今日は生徒のレポートの再提出の指導が入ってしまっているから、私は少々手が離せないが＿_器具なんかはなんでも使いやすい物を好きに使ってくれて構わない」
「助かります、ありがとうございます」
他の生徒の指導が入っていることは仕方がないことであったし、Aが何かの薬を作っていようとも、その生徒もAが補習か何かをしてると思うだろう＿＿それ程気にせず、彼女は手際良く準備を始め調合に取り掛かった。
それからは始終、スラグホーン先生の感心した様な熱い視線が送られてきた。
Aは父親に教えてもらった通りに丁寧に調合を行なっていった。
グツグツと煮える鍋の中身が輝く様なトロッとした蜂蜜色に変わった所で、教室の扉が遠慮気味に開く音がした。
「スラグホーン先生、遅くなってしまってすみません」
扉を開いた生徒＿＿リーマスは中にAがいることに驚いたのか、目を見開いて立ち止まってしまった。
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ひまわり。(プロフ) - レティシアさん» ありがとうございます😌子世代編へと続いていくのでお時間あれば目を通していただけると嬉しいです(^^) (2022年1月27日 20時) (
レス) id: 0e882bf437 (このIDを非表示/違反報告)
レティシア - ……この作品、最高。これこそ私の探していた小説ｯ (2022年1月27日 19時) (レス) @page49 id: 04b1c05e16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり。 | 作成日時：2021年4月14日 20時
