毒占欲【d！】

首輪が３つ ページ4

「……よし」

扉はさっきメイドが入ってきたことで開いていた。
しかし、難関はこの鎖だ。
生憎足枷の鍵など持っているわけがない。
扉まではかろうじて届くがそれ以上はまったくだ。

「…これ、ここの高さから飛び降りれば切れるんじゃ…」

ココは城の三階。
おもいっきり飛び降りればなんとか切れるだろう。

恐ろしいのは失敗時だ。失敗すれば命を落とし兼ねない。

「ッ！……でも、今でもココに居るのだったら死んだ方がましだッ」

私はおもいっきり飛び降りる
全体重が足にかかって痛い。

「取れろ取れろ取れろ取れろ取れろ取れろ取れろッ！」

ガチャンッ

「取れたッ！これでやっと逃げ出せる！」

下が芝生だったため軽傷ですんだが足枷を着けていた足首はまだ脈を打つたびにジンジン痛む。

「こんな生活とはおさらばよ。」

これでもう解放される









アイツが見てることも知らずに。

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