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隣で玄樹がいちご味のかき氷を食べて舌を見せてくるから思わず笑ってしまった。ノーマルの反応を見せる面々もいれば慎ちゃんのように急に明後日の方向を見つめて「なぁ、みんな?海ってなんだと思う?」とカッコつけてそう問いかける人もいるわけで。サクラちゃんが「海は海だから。意味わかんないんだけど」と突っ込みいつものようにみんなで笑えば、この夏も楽しいなって気持ちになった。



「・・・じん、まだ寝てるよね」

顕「あっちは明け方じゃん?」

紫「電話するの楽しみだな」

サ「すごく久しぶりだもんね」

慎「元気かな、アイツ」

宮「神宮寺寂しがるよきっと!」

玄「ふふ」



じんが近くに居ない夏はここ数年で初めてで、すごく寂しい。
けど、じんが今が楽しいって言ってくれればきっと嬉しくなる。

慎ちゃんが「また腹減っちゃったよ!」と焼きそばを頼んで結果みんなでまた食べることになってしばらくそこに居たら、樹さんとか風磨さんとかがやってきたわけで。奥でエリちゃんと喋ってるみゅうさんを見つめて遠いなぁと思った。



樹「お前ら居たの?(笑)」

慎「30分前からここで休憩してたよ(笑)」

風「はえーな」

玄「岸くん」

岸「なんだよイワゲン」

玄「遊ぶって言ったくせに全然来ないじゃん」

玄「はぁ?お前海入らないとか言ってたじゃん」

北「始まったよ(笑)」


幼馴染のわちゃわちゃが始まって玄樹と岸くんが戯れ合って「神宮寺いねーから寂しいんだろオメェ」と指を指して玄樹を揶揄う岸くんに思わず笑みが溢れた。

みゅうさんと目が合うと口角をあげてくれたけどこんなに近くにいるのに全然話せなくて寂しいのを・・・みゅうさんは気づいてる?大我さんと樹さんの間に座ってお兄さんたちにしかわからない会話を繰り広げて笑ってる姿を見るとすごく遠くに感じる。

・・・学校の先輩に恋するってこういう感覚なんだろうな。

今まで比較的近い場所で一緒に過ごしてたからみゅうさんが遠いのはなんだか違和感だ。



風「リリどこ行ってたの?」

リ「先生に捕まってた」

岸「全然俺らのところ来なかったじゃん」

リ「ほんとそれ。ねぇ、岸このあと絶対遊ぼ?」

岸「うん!」

樹「(笑)で、健人は?」

リ「ハルタロウと喋ってるよーん」


ウィングフリルの水着にショートパンツのリリさんは風磨さんの隣に座って「ねぇ、リリも同じの食べたいな」とみんなに微笑みかけた。

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設定タグ:森田美勇人 , 7ORDER , 愛美   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:愛美 | 作成日時:2020年9月8日 23時

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