手帳の頁には ページ3
取り敢えず読むか……
［名前 佐原 A19歳 B型 168cm 38kg
好きな物 葡萄、本、茶漬け
嫌いな物 無意味な殺し、暴力、自分
現在○○年
私は親がポートマフィアの構成員なので小さい頃からポートマフィアにいた。
今日から、印象に残った出来事を書いていこうと思う。
○月○日
今日は異能の特訓で太宰さんに蹴られた。
痛い。
○月○日
今日中也さんの手作りご飯を食べさせていただいた！とっても美味しかった！
○月○日
今日の任務が大成功して太宰さんに褒められた。
○月○日
ある本をある人から貸してもらった
其の本は何も書いていなかった。
白紙の本を読んだ。
○月○日
新入りとして「芥川龍之介」君が来た。
意外と美系。
○月○日
今日芥川君の相棒に任命された。
芥川君と喋る機会が増えて嬉しい！
◯月◯日
今日私の異能で自分の見た目を変える事が出来た。
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〜〜〜〜〜＿＿……。
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私の事について色々書いてある。
私がポートマフィアの幹部だった事も、新人の事も、誰がいるのか居ないのか。そして、私が死んだ事も。全て書いてある。死んだ事は私の字では無い字で書かれている。恐らく、芥川君の字で芥川あろう、まぁ、そんな事は直接本人に聞けば良い事なのだけれど、
中也「そンな事よりA、しっかり休めよ？」
頷くしかない。特に断る理由なんて無いから。
中也「あぁ、そうだ、芥川が起きたら買い物とか行っとけよ」
A「……はい」
中也さんが出て行き、扉が閉まる。
その音で芥川君が起きる。
芥川「ん…………」
A「起きた？」
ハッとして立ち上がる芥川君。
芥川「すみません……」
A「良いのに謝らなくても、私も起きたばかりだし……そんな事より買い物、付き合ってよ！」
芥川「僕がですか？」
A「うん、中也さんに云われちゃってね」
芥川「僕で良いのなら。」
A「有難う！芥川君！」
と、云う事で、私達は出かける事になった。
ガンゴーグルを掛けた芥川君が来た。
A「サングラスするんだ」
芥川「ポートマフィアな故、変装です」
A「あぁ、そっか、」
其んな話、否、質問と云うのかな、まぁ、会話をしながら私は黒のワイシャツと白の外套とパーカーを買った。
何か、芥川君の反対色みたいな感じになっちゃったけど、まぁ、良いか、
そして私達は歩いていたのだ。
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作者名：梅雨椪 | 作成日時：2019年6月27日 15時
