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シエル「もしよろしければ、その『緑間』という方の話を聞かせていただけますか?」
 
桃井「・・・。ハイ」
 
… … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … …

桃井「みどりんは、中学の頃私と同じ中学でした。いつもまじめで、勉強もスポーツもかなり出来る人でした。みどりんが唯一ライバルと思っていたのは赤司くんだけだと思います。
あ、赤司くんはみどりんと同じ部活…バスケ部の主将だった人です。
あの二人はよく一緒にいましたよ。きっと二人ともまじめだから気が合うところがあったんじゃないでしょうか。
みどりんは高校生になって、秀徳高校に進学しました。彼がなぜそこを選んだのかはわかりませんが、みどりんはそこで彼に・・・高尾和成くんに出会いました。
みどりんと高尾くんはチームメイトとして信頼を築いていっていました。築いていっていたはずなのに……みどりんは…高尾君を……殺害してしまいました。」
 
シエル「信頼していたやつを殺害?何か理由でも?」
 
桃井「それがわからないんです。あれから何年もたってますし、当時他のチームメイトに聞いてみたんですが誰もわかりませんでした。皆さん『いつも通りだった』と仰っていて…」
 
シエル「いつも通り…。分かりました。辛い事をすみませんでした、ありがとうございます。ところで桃井様は何故イギリスに?」
 
桃井「青峰君を探しに来たんですけど、ちょうど今日がみどりんが疾走た日なんです。」
 
シエル「それとイギリスの関係性は?」
 
桃井「灰崎君が…えっと、みどりん達と一緒にバスケをしていた元チームメイトがイギリスでみどりんらしき人を見たと言っていて…」

シエル「それでイギリスへ緑間さんを探しに?イギリスといえどあなたの国より広いですし、探すのには骨の折れる作業なんじゃないですか?」
 
桃井「その、灰崎くんは警察官なんです。青峰くんもイギリスの警察官に…、ですが二人とも疾走したって聞いて…もしみどりんみたいに二人ともいなくなっちゃったら私…(泣)」
 
シエル「我々が必ずお二人を探しますよ。緑間さんについてはもう少し情報を入手しないと難しいですが、必ず見つけて見せますよ!(ペカッ」
 
桃井「シエルさん…ありがとうございます!!あの、もし何かあればいつでも連絡ください。まだイギリスに滞在予定ですから、何かお役に立てれば!」
 
シエル「ええ、わかりました。本日は誠に有難う御座いました。」

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設定タグ:黒執事 , 黒子のバスケ , 翔太郎   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:翔太郎 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kakuumusou1/  
作成日時:2015年11月29日 1時

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