【歌い手】気力不足×睡眠不足【そらる】

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担｢ほらー…席つけ！って、A！！起きろ！｣



バァン！！


『っうぇい！？』



はい、おはようございます、Aです。


担任に出席簿で机を叩かれました



いや、チャイムで起きるつもりだったんだけど…



ていうか、先生来た時点で誰か起こしてよ…




………音だけでも分かるだろ…この人……
パワー５リラだよ…


もし、当たってたら



…わぁ想像するだけで怖ぁい…


…出席簿壊れなくてなりよりですな




担｢俺の目の前で寝るなんざ、いい度胸じゃねぇか｣




担任の額に青筋がピキｯと出来る

……破けたら、どうなるのかな



先生の青筋を見ながら会話する




『……昨日夜更かししたんですよ』



担｢だから？｣



『眠いんです』



担｢理由になってない｣



『…先生が来る前に起きるつもりだったんですけど、誰も起こしてくれなかったし、あ、先生、眠いんで寝てていいですか』



担｢………起きとけ｣



『頑張ります』





担任は、Aとの意思疎通を諦めた！


Aは300の経験値を獲得！



ﾀﾗﾗﾚｯﾃｯﾃー!!!


Aのレベルが上がった！







………何やってんだろ、私



頭の中で、自分のレベルあげたんだけど…



一体なんの経験値で、なんの、レベルだったんだ…






ぼぉーっとしながら、そんなどうでもいいことを頭に浮かべる




担任の話？

そんなん、右から左に決まってるだろ！





担｢じゃあ席替えすっか！｣






前言撤回ぃぃぃ！
このセリフは流れなかったぜ……！！


男子のヒャッフーに混じってイエーイと拳をあげる




どうやら、この先生はクジ派のようだ





………結構、クジ運はいいんだよなぁ〜




ワクワクしながら、順番を待つ






そして…！
自分の番が…！来た…！



手に1番最初に当たった紙を引き抜く




書いてる番号は、



〈13〉



黒板で、確認すると、なんと！
窓際の一番奥！！



『きた…』



多分、この中で1番人気の席



私は、テンションMAXでその席に行く



え？表情？

ふっ…もちろん、変わってない




…心の中は荒ぶってるけどな！


表情筋動かすのは、ちょっとめんどくさいからな！





ベストな位置の席で、
私は太陽の温もりを感じながら、









____________________________________寝た

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