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side__Mafumafu
ジャァン!
僕のギターが鳴り、曲を弾き終わる
ま「つ、疲れた…」
ギターを降ろして、座り込む
そ「そりゃあ、初めて通したからなー」
そう返してきたそらるさんだって結構汗かいてるし
………ハードだけど、楽しい
う「窓開けよ、窓!」
うらたさんの提案に全員が賛成し、窓を開ける
え?なんで開けてなかったのかって?
…いや、なんか軽音部は防音室でしなさい!
って先生たちに言われて…
窓開けたら元も子もないじゃん、ってそらるさんが言って演奏中は閉めることになった
………せめて、春も冷房OKにして欲しいな!!
暑いんですけど!!
さ「お、今日は弾いてるねー」
ま「……ほんとだ」
坂田くんの声に耳を澄ますとかすかに聞こえるピアノの音
たしか、
この高校の七不思議のひとつなんだっけ
『放課後の謎のピアノの音』
「誰が弾いてるか見つかってない!」みたいな感じで
……ゆ、幽霊とかではないと思う、うん!!
う「…あれって、ここの生徒なんでしょ?」
さ「うん、去年あたりから弾いてるから…噂では僕らと同級生の誰からしいけど」
そ「…………へぇ」
ま「あれ、そらるさん興味出てきました!?」
いっつも、この話題になると参加しなかったのに!
なんだなんだどうしたどうした!←
そ「いや、うん…興味出てきたかも」
外をじっと見つめるそらるさんは、何かどことなく嬉しそうな顔をしていた
窓から風に乗って入ってくる音は、結構知ってる曲が多い
ま「…今日は、僕らのじゃないのかー…」
僕はぽつりと呟く
たまに、僕らが去年の文化祭でやってたのを弾いてくれてるんだけど…
……今日は違うのか
そ「……もし、その弾いてる生徒見つかったらどうする?」
ま「捕まえます!!」
さ「捕まえ…!?いや、なんで狩りみたいにいうの…
僕は…そうだなぁ…友達になります!」
う「…俺なら、軽音部に入れる、とか…?ですね」
そらるさんはみんなの答えを聞いて頷くだけ
ま「そらるさんは、どうするんですか!!」
まさか、自分に飛んでくると思ってなかったのか
俺?!と驚くそらるさん
そ「……俺は、まふと同じで捕まえる、かな」
僕と同じ!?
そらるさんと思考が同じになった!?
でも、そらるさんが少しニヤッとしたのは気になるなぁ
いつも眠たそうにしてるくせに…
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梟猫(プロフ) - おとはさん» ひとつやで!! (2017年3月27日 23時) (レス) id: 1bc50a2351 (このIDを非表示/違反報告)
おとは(プロフ) - 梟猫さん» あざす!あ、後ろ髪なんやけど基本1つよな?あ、2つがいい!ってなったら言って! (2017年3月27日 23時) (レス) id: 8de2d27085 (このIDを非表示/違反報告)
梟猫(プロフ) - おとはさん» うん前髪がななめのやつ!大丈夫!うちも知らんかった!(こいつも女子) (2017年3月27日 22時) (レス) id: 1bc50a2351 (このIDを非表示/違反報告)
おとは(プロフ) - 梟猫さん» ごめん!もうひとつ!アシメントリーって前髪がナナメになってるやつだっけ!?ごめん!女子ってよく分からんもんで(こいつ女子)← (2017年3月27日 22時) (レス) id: 8de2d27085 (このIDを非表示/違反報告)
おとは(プロフ) - 梟猫さん» ねぇねぇ(n‘∀‘)η後ろで髪の毛結んでんのって1つ?2つ?ごめんアホやからわかんない←私はどっちでもかけるよ! (2017年3月27日 21時) (レス) id: 8de2d27085 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梟猫 | 作成日時:2017年1月3日 15時