【歌い手】気力不足×睡眠不足【そらる】

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『…そらる、私と友達なの？』


そ｢うん、違うの？｣


『いや、その…違うっていうか、お互いそんな相手のこと知らないじゃん……』



…そらる、お前女子だったら…嫌いになってるよ…



だって…

え、友達だよね？違うの？みたいな子って…
絶対あとからいざこざ起こるやん…


友達だから！が常套句になってさー



………友達だから、なんだよってなる




まぁ、女子と男子じゃ言葉のニュアンス違うしな




そ｢……どうすればいいの｣


『なにが』


そ｢Aと友達になるには｣


『私が知るわけないだろ』




………友達の基準とか、作り方とか


そんなもんあるなら、ここに持ってきて欲しいわ




そ｢…まぁ、今はいいや｣


『うん、それがいいよ』




母上の弁当が冷めて冷凍食品に戻ってしまうからな


玲奈は、なんか、まふっちに謝ってるけど…





『そーいえば、なんで玲奈とまふっちは私とそらるを友達にしたいの』




1時間めの休み時間で結局聞けなかったこと


くだらなかったら、怒っちゃうぞー☆




｢……Aと、そらるくん、共通点は？｣


『？…自分から動かない…？』



正解！と玲奈は親指を立てる


へぇーテキトーに言ったのに合ってたのか
なんだ、私天才((




ま｢だから、きっと2人は自分から友達を作らないし


………話しかけられても、そんなに会話しないでしょ？｣




『しつれーな、佐藤君とは話せたし』


｢それはノーカウントで考えて｣



ノーカウントで…

佐藤君、以外…



『…話してない』


｢そういうこと｣



ま｢だから、僕たちは2人がクラスで話す人が居ないーとか、心配なの！｣


『ふむ』




えー…じゃあ、つまり


『玲奈とまふっちが安心したいと』




そう言うと、こくこくっと2人は頷く


…玲奈もまふっちも心配性だな




『………分かった、頑張ってみる』




そう言うと、キラキラした目で見られた(約2名)



まぁ、玲奈にはお世話になってるし、
まふっちもなんだかんだ話してるし、



2人がハゲてしまうのなら(そこまで言ってない)




……すこーし、やる気出しますかねぇ





『……今日の放課後までにはなってるよ』




私は静かに、そう宣言した

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