同居人が増えました。人じゃないけど ページ23
MTCの皆さんにいっぱいハグされて、美味しいご飯も食べて、すっかり暗くなった時間帯。俺一人になった時にインターホンがなった。ヨコハマで夜に訪問者ってなんか怖くない？少し不安になって通信を入れた。
【こんばんは、本日はどうされましたか？】
『今家に誰かが来たんだけど、このディビジョンって治安悪いじゃん？怖いから今誰がいるのか教えて欲しい。』
【それなら大丈夫ですよ。だって、今Aさんのドアの前に立っているの、私ですから。】
『おーそっか……マジで？！』
玄関を開けると、俺の知っている人が立っていた。星空をそのまま髪にしたような不思議な色の髪に透き通るような琥珀色の瞳。白い肌も、シルバーの眼鏡も、全部見覚えがある。
「お久しぶりです、また会えましたね！」
きっちりしたスーツ姿でシンは朗らかに笑った。
『久しぶりじゃん！！すっごくうれしい！！取り敢えず中入って！』
麦茶と帰りに買ったドーナッツをテーブルに置き、ソファーで隣り合わせに座った。
「やっぱり甘いものは正義ですね。私にとって甘いものは血液と言っても過言ではありません。」
『人間ならそのうち医者に止められるや〜つ。そういえば、こっちの世界に来れたのはどうして？シンって大量の仕事抱えていた気がするんだけど。』
「実はですね…たくさん働きすぎて、社長から有給休暇を使うように注意されてしまったんですよ！転生課の社員も増えたことだし少し休みなさいとおっしゃったので、有給休暇の間、此方の世界で過ごすことにしました。」
『へぇ、いつまでいられるの？』
「地上の時間に換算すると500年ぐらいですね。いっぱい楽しめますよ。」
『マジっすか。お金とかどうしているの？』
「神ですから普通に生み出せます。地上にいる間はお腹はすかないんですけど、やっぱり美味しいものは食べたいじゃないですか。なので、この世界でいろんな甘いものを食べて行こうと思っています。」
『成る程……住む場所とかって決めてる？』
「私は神なので、交通量の多い道路の真ん中で寝てもマグマの海に沈もうと死なないので。その辺で野宿しようと思っています。実行したらモザイクが必要な姿になりますがね。」
『流石にそれは嫌だ。という事で、俺の家に住んで欲しいっす。』
「いいんですか？部屋が狭くなりますよ？」
『俺しか住んでないし大丈夫！むしろいて欲しいから！』
「わかりました、では、これからよろしくお願いします。Aさん。」
よし、今日から二人暮らしだ！
大丈夫っすよ。寝起きで眠いだけですって→←この世界は、優しさに満ちている
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夜桜 雷江(プロフ) - Makua*ぼっちさん» はいっす！！頑張ります！！応援ありがとうございます！！ (2021年9月27日 15時) (
レス) id: 0223c8e5d1 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 雷江(プロフ) - Makua*ぼっちさん» 笑っていだだいて嬉しいです！彼の基準は人間にとって極端なのでw更新頑張ります！ (2021年9月19日 14時) (レス) id: 0223c8e5d1 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 雷江(プロフ) - 九十九天斗さん» 嬉しいです！ありがとうございます！ (2021年8月22日 18時) (レス) id: 9673f83792 (このIDを非表示/違反報告)
九十九天斗(プロフ) - 最近この作品を知って,思わず一気読みしてしまいました！凄く面白くて続きが楽しみです！応援してます！ (2021年8月19日 22時) (レス) id: a6414a60a8 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 雷江(プロフ) - Makua*ぼっちさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2021年8月10日 11時) (レス) id: 9673f83792 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜 雷江 | 作成日時：2021年6月30日 19時
