にわかだけど、ヒプマイの世界に転生しました【男主】

無料で関西へ………って素直に喜べない ページ40

はい来ました、俺の誘拐予定日が()俺の周りに震度1の揺れが起こってます、又の名を武者震い。
タク「これっていつAは誘拐されんの？」
シン「誘拐の時間もランダムにいたしましたし、詳しい時間は私もわかりません。唯一わかることは、この部屋にいるのなら玄関を開けた私が一撃で気絶させられ、お二人だけでラップバトルが始まるという事です。傷は絶対つきませんので安全は保証します、安心してやられてください。」
『一回安全の意味を辞書で引いた方がいいと思う。』
誘拐されることのどこが安全安心なのか。でも実は少しワクワクしてる、俺でも信じられないが、完全に物騒で刺激的なこの世界に馴染んだようだ。

何回かインターホンがなったが誘拐犯じゃなかった。緊張しているのか怖いのかわからないが、震えが止まらない。そんな俺を2人は抱きしめてくれた。暫くの間2人とは離れるのか………俺は思いっきり2人を抱きしめた……インターホンが鳴った。シンが玄関へ向かい2人きりになる。
「誘拐犯が来たらカッコよく守るから、後で感想聞かせてね。」
『っは！俺もめっちゃ抵抗した後カッコよく誘拐されてやるから、見惚れるなよ？』
「意味わかんないけど楽しみにしてるね！」
その時、玄関で大きな音と誰かが倒れる音が聞こえ、顔を隠した怪しい奴らが大量に入ってきた。不気味で怖くて息が詰まるような感覚がした。
『なっなんなんだよお前ら！！』
「……………」
タク「A！後ろに下がって！！」
タクがマイクを出すと、そいつらは全員違法マイクを一斉に起動した。
『タク、俺も手伝う。この人数差はヤバい。』
タク「分かった、どこの誰かはわからないけど、僕らに簡単に勝てると思うなよ！」
俺らもマイクを起動した、確定していようと手加減はしねぇからな！

そいつらのラップは全く痛くなくて、本当に傷付かなかった。だけど麻酔を撃たれたかのように頭がクラクラして、うまくラップできない。そこそこ人数は削れたが、ついに俺らは膝をつき、倒れてしまった。意識が遠のく、タクが俺に、腕を伸ばしている、のが見えて、俺も、腕を………



車の揺れを感じ、目を開けたが何も見えない。上着にマイクが入っているのがわかるが手足が縛られているから目隠しもマイクも取れない、ここはトラックの荷台だろうか？マイクが取られなかったのは、シンが転送してくれたからだろうか……一体、どっちに行くのだろうか。いつ再開できるのか。少しの不安を胸に、もう一度眠りについた。

これが……効率化……→←待って？これって決定事項なの？

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