にわかだけど、ヒプマイの世界に転生しました【男主】

お泊まりってブクロファンに敵視される説あるよ ページ16

意識が戻ってまず感じたものは、温かいものに包まれている感覚と頭に冷たいものが乗っている感触だった。目を開けるとベットに寝かされいて、額に濡れタオルが乗せられていた。あのバトルの後何があったんだっけ？どっかで倒れて何かに抱えられたことは覚えている。時計を見るとカフェに入ってから三時間ぐらい経ってる。ずっと看病してくれていたのかな、だったらお礼を言わなきゃな。扉が開く音がしてそこに顔を向けると一郎くんがい……待って？！ここって萬屋ヤマダなの？！
一郎「目を覚ましたんですね！よかったです、どこか痛いところとかありませんか？」
『大丈夫です。あの…助けてくれてありがとうございます。』
一郎「困っている時はお互い様ですし、気にしないでください！何より倒れている人を放っておけませんしね！」
すっごい好青年じゃん、何食ったらこんないい人になれるの？笑顔も素敵だしギャップ萌えも兼ねてるってチートやん。
二郎「兄ちゃん！さっきの人起きたの！？」
三郎「おい二郎あまりうるさくするなよ。起きたばかりで混乱しているかもしれないだろ。」
一郎くんと話していると部屋に弟達も入ってきてバスブロが集合した。弟達もイケメンだね、神かよこの三兄弟。
二郎「見つけた時は顔色すっごく悪かったし、無事でよかったよ。」
三郎「一兄が見つけてくれたんだからな。一兄に感謝しろよ。」
そういえば、何で俺倒れたんだろう。バトルはそんなに苦戦しなかった気がするけど…今日は助けてくれたし、依頼はまた明日だな。
一郎「そういえば、この後どうする予定ですか？」
『どっか泊まるところを探すことにします。』
三郎「この時間だとほとんど埋まっているけど、その時はどうするつもりですか。」
『その時は野宿するんで大丈夫ですよ。』
二郎「えっ野宿？！俺と同じぐらいの年齢なのに危ないんじゃ……」
『助けてくれた上に看病までしてもらって。流石に申し訳ないです、自力で何とかしますよ。助けてくれて、ありがとうございました。』
ベットから出て歩き出そうとしたらダメージが残っていたのか、目眩がしてその場に座り込んでしまった。思っていたより体に負荷がかかっていたようだ。
一郎「この状態で夜のイケブクロを進むのは危ないし、今日はうちに泊まっていってください。」
『いいんですか？』
三郎「どっかで倒れられたら後味悪いからな。」
二郎「兄ちゃんがそう言っているし、泊まってけよ！」

山田家に泊まりって神イベじゃん感謝します。

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