スマブラX あの人と恋しちゃおう♪

リンク　私も…　スマブラX童話　シンデレラ ページ28

「そんなひどい…ただ飯を食べられる絶好のチャンスを
無駄にする気ですかお母様！！」

「貴方は舞踏会をなんだと思ってるの…」

これはサムス姉様
お母様に内緒で私におやつをわけてくれたりする
優しいお姉様だ

「タダ飯を食べられる城」

「ハァ…そんなのだからシンデレラって呼ばれるのよ！！」

これはピーチお姉様
いっつも使用人のピノキオさんたちとこき使っている

特にかわいそうなのが
隣の国の王子マリオさんだ

毎日プロポーズしているのにフライパンで殴られるという始末なのだから…

私の方がまだましなのだろうか？


そして、舞踏会当日になったのです

「シンデレラ！！私のドレスはどこ！？」

「知りません」

「シンデレラ…この前私が買った髪留めはどこですの？」

「え〜っとお母様がつけてた」

「え…」

そう、ダークお母様もちゃんとお化粧してるのだ
ちょっとありえないでしょう？

でも、そういう役なのだから仕方ない

「ほら、二人とも…行くよ！！」

あ、女言葉になってる(笑)
っと…私は掃除に集中しないと…

「いってらっしゃいませ」

「じゃあ、留守番まかせたわよ」

「後でタッパーに詰めてごちそう持って帰ってきてあげるね」

そんな意地汚いことできませんよ…サムス姉様…
そこまで食べたいと思ってないし…

「そこまでしなくていいですよ」

「そう？じゃあ、土産話でもしてあげるね」

そういって三人は出て行った
使用人のピノキオさんたちも今日は休みを貰っていて
家にいるのはわたしだけ

「暇だな…」

私も…

(舞踏会行きたかったな)
(そこで会った運命の人と)
(こんな家出れたらとか)
(思ったりしたのに…)

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