【スマブラX】青い三剣士と！【亜空の使者】

ワダツミ ページ45

キュイイイイン…


貴｢....？」

気が付いたら、ハヤト、ゼノン、エルザがいた。亜空間にいるはずの三人。私の友達が。

貴｢…私、フィギュア化してた....？」

そうだ、私はタブーの攻撃で…


ハヤト｢A！」
エルザ｢...良かった」
ゼノン｢ご無事とは言えませんが、大丈夫そうで何よりです」

階級が｢ナイト」のゼノン。ゼノンの家系は代々聖職者であるため、ゼノンの属性は光と回復である。

属性と階級の整ったゼノンが放つ回復魔法は強力で、すぐに他の傷も治っていく。

ハヤト｢デデデ大王って人...？から話を聞いて、この予備の指輪をもらったんだ。ちょっとシールドは割れやすいけど、これで俺もファイターとして戦える」

ハヤトの指には確かに同じ指輪。


聞けば、亜空間に飲まれてからタブー打倒を掲げて国軍は戦っていたらしい。
そして亜空間に人が飲み込まれる度に私かもしれないと思い、タブーの目を盗んで脱走したのがこの三人。
途中、ファイターの一人だというデデデ大王からスマッシュブラザーズの話を聞いて指輪を受け取り、ここまで来たんだとか。

ゼノン｢A、剣はどうしたんですか？」
貴｢....それが、この戦いで...」
ハヤト｢やっぱり」

....え？
貴｢｢やっぱり」....？」
エルザ｢国王様は前から薄々気付いてらっしゃった。Aの剣の限界が近いとね。」
ゼノン｢今回の任務が終わったらこれを使わせる予定だったんです」

ゼノンが純白の布と、そこにある何かを渡す。


受け取って布を取ると。

貴｢...！！すごい....」

新品のレイピア、しかもだいぶ強い魔力を感じる。

そう....ハヤトの魔刀オロチにも劣らないような。

エルザ｢エデン王国の地下の泉で発見された、幻の剣...魔剣ワダツミ。海神の力が宿ると言われるほど強力だから、優秀な水属性剣士にしか使えないんだ。ゼノンの光の魔力で押さえ込まないと、力が溢れて大変だから」

魔剣ワダツミ

これが私の新しい武器....

手にとって何回か振る。

貴｢...うん、ピッタリ」

ハヤト｢なら、こいつらが良い練習台だよ」

気付いたら周りにはブリムがわいていた。

エルザ｢久しぶりの再開くらい、パワーアップを見せつけても良いよね？煌弓(こうきゅう)クシナダ！」

エルザの手元に風が収束して、白銀の弓が現れた。

ゼノン｢では、私も…煌剣(こうけん)スサノオっ！」

ゼノンの手元の光は両手剣に。

四人は背中合わせになる。私は不敵な笑みを浮かべていた。

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