砦の王子 ページ14
....次の朝
貴「うえっ!」
口にわりと多めの砂が入っている。
貴「うーわ、あーあーあー...」
水でゆすいで、荷物をまとめる。
昨日はあんなに遠く感じた砦も、頑張れば今日の昼までにはなんとかなりそうだ。
砦の方角からは、剣光とも陽射しともつかないような鋭い光が私を突き刺す。
なんとなくだけど、戦士としての勘が告げてる。
...あの砦には、戦っている人がいる。
太陽の陽射しを睨みつけながら、少しだけ早足で進む。
───────────
シュッ
貴「ふんっ」
とはいえ、長い道のりで何事もなく行けるとは到底考えていなかった。群がるザコ敵をなぎ倒し、時には魔法で吹き飛ばしながら昨日よりも早く進む。
やがて目の前には、巨大な砦が見えてきた。
と、その時。
?「君がAさん?」
真上から声が降ってきた。
見上げると、高貴そうな気品のある...美しい顔の男性。
貴「...どうして私の名前を?」
?「僕がスマブラ闘技場のファイターの一人、マルスだからさ。新人ファイターの名前くらいは知ってるよ」
マルス、と名乗った男性はジャンプして着地、にこりと微笑んで握手を求めてきた。
貴「....よろしくお願いします、マルス殿下」
その手をとり、跪く。
そうだ、その名を聞いたことはあった。
ファイターとしての招待状を受け取った際、アサシンに命じて参加者名簿を作らせた。名前のみの紹介だったが、彼が一国の王子である事は知っている。
マルス「え?...まさか、王子だって知られて?」
貴「はい、我が国の情報網を基に失礼ながら存じ上げております。」
マルス「まいったな....僕は王子という立場にあぐらをかくつもりは無いんだ。だからその時が来るまでは黙っておこうと思ったんだけど...。ひとまず、普通に接してもらえるかな?」
貴「ご命令とあらば....じゃなくて、分かりました」
マルス「敬語も外しなよ」
貴「これは戦士団仕えの中で癖になっていまして....申し訳ございません」
マルス「そうかい、まあ無理はしなくていいよ?」
改めて握手を求められたので、今度は目線を合わせて握手をし返す。
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如月桃姫 - 面白かったですよ〜^^ 三剣士ちゃいぽー(最高)ですよね☆★更新頑張ってください(*^^*)/ (2015年2月16日 15時) (レス) id: 742d10dd0a (このIDを非表示/違反報告)
練エリ(プロフ) - ホロウさん» 閲覧ありがとうございます!アイクかっこいいですよね! (2014年5月16日 17時) (レス) id: 9b3bf8fa22 (このIDを非表示/違反報告)
ホロウ - ワタクシもアイク大好きでんがな (2014年5月16日 16時) (レス) id: e07574726a (このIDを非表示/違反報告)
キレネンコ(プロフ) - 楽しみにしてますよ☆ (2014年2月13日 21時) (レス) id: dd21e60568 (このIDを非表示/違反報告)
練エリ(プロフ) - キレネンコさん» コメありがとうございます!お気に入り登録なんてそんな...!嬉しすぎて奇声出ました(笑)頑張ります! (2014年2月11日 22時) (レス) id: 9b3bf8fa22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:練エリ | 作者ホームページ:http://uranai.
作成日時:2014年2月5日 18時