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「正直どこでもいいんだけどね」
「じゃあスリザリンだといいな」
そう言うと､そのまま気取った態度で血統について話し続ける男の子。そんなことより私は兄さんが心配だ
「入学は魔法使いの名門家族に限るべきだと思うよ､さっきもこんな話を会った男の子にしたよ
君、家族の性は何て言うの？」
「スキャマンダーだよ。私の名前はA・スキャマンダー」
「聞いた事のある名だ。動物学者ばっかの家族だろう？僕はドラコ・マルフォイだ」
「ドラコ？」
Aが聞き返しドラコは頷いた
「ドラゴンみたいでかっこいいね」
ドラコは少し視線を逸らすと
「それはどうも」と青白い頬を赤くしながら言った
「やっぱりAとは仲良くなれる気がする､Aがスリザリンに入ることを祈ってるよ…じゃホグワーツでまた会おう。たぶんね」
全て語り満足したのかドラコは店内の奥へ戻って行った。
「さぁ兄さんを探さ…」
店を出ようと振り返ると窓越しに大泣きで顔がぐちょぐちょになった兄さんがこちらを見ていた。顔を拭いてほしいな
ドアを開けるとリンリンとベルが鳴り兄さんが足を鳴らし近づいてきた
「あれ誰…？」
「兄さんには関係ないよ」
「ああ…そんなことより､探したんだぞ！Aどの店に行ってもいないから､兄さんAが戻ってこないかと…」
少し出ただけでここまで想像するのかとAは引いた
「そうです､私は人に迷惑をかける奴ですよ」
「そんな事を言ったつもりは…あああ！」
私が私を責めると兄はいつも頭を掻き回し藻掻く。正直私には干渉しないでほしい
「私もう全部買ったよ､兄さんは？」
「一応全部買った。本当はAと一緒に買いたかった」
まだブツブツ言っている兄を放ってAはまたスタスタと歩き出した
「それよりさっきの男は誰なの？」
「友達。執拗い」
────夜
作業小屋でホークランプをバラバラにして遊んでいると､ロルフがノックもなしに入ってきた。なんだこいつは
「なぁA､本当にトランク持っていく？」
「勿論。動物達を置いていけない…父さんも母さんも仕事で忙しいし。お世話できる人がいないから」
「もしバレたら？下手したら退学だよ､僕Aが退学になるのは嫌だ」
「大丈夫､トランクにはマグル用に切り替えるスイッチだってあるし」
ホークランプをピンで解体しながらAはぶっきらぼうに答えた
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レイン(プロフ) - 続き楽しみにしています！ズーウーやピケット出るのも読んでみたいです！ (2022年5月27日 21時) (
レス) @page47 id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
かものはし - 凄く面白かったです！！続き楽しみにしています(^^)更新頑張って下さい！！！ (2022年5月7日 18時) (レス) @page21 id: 81b633d03b (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - 自分の好み過ぎて何回も見返してしまいました!!主さんのペースで更新頑張って下さいこれからも応援しています!! (2021年12月15日 3時) (レス) id: d68a7d500c (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 続きが気になります。更新頑張ってください。 (2021年10月31日 22時) (レス) @page20 id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遊子 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/b2feacb2cf1/
作成日時：2021年9月26日 23時
