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今度は3番目の男の子が改札口の柵に向かってキビキビと歩き出した。そのあたりに着いたと思ったら───またしても急に影もない
ハリーはおばさんに声をかけた
「すみません」
ハリーがふっくらおばさんに近づきその後ろにAもくっついて行く
「あらこんにちは坊や､ホグワーツは初めて？──後ろの女の子もしかしてAちゃん？」
急に名前を呼ばれていそいそと前に出た
「はっはい…Aです」
「久しぶりじゃない､こんなに大きくなって､私の事覚えてるかしら？ウフフフ」
Aは思わず黙り込んだ。
私の記憶の中にこの人は出てきたことがあるだろうか
「まぁまだこんなに小さかったから覚えてないのも無理ないわ」
そういいおばさんは自分の腰に手を当てた
「貴方のお父さんとアーサーが同じ魔法省の同僚で仲が良くってね､度々会ってたのよ！」
アーサー？旦那さんかな？
覚えていないことをタンタンと話されAは頭の収集が追いつかない。
でもこの人､話し方がとても優しくて凄く愛想良い人ってことはなんとなく分かった
「2人共ホグワーツは始めてね？ロンもそうなのよ」
おばさんが最後に残った男の子を指さした。
背が高く､痩せて､ひょろっとした子で､そばかすだらけで､手足が大きく､鼻が高かった
ハリーがおばさんに説明を受けている間にその男の子に小さく会釈すると､快く手を振ってくれた
「A､9番と10番の間の柵に向かって真っ直ぐだって」
「ありがとう…先に行ってきなよ､見てみたい」
Aの丸投げにもハリーは渋ることなく了承した
ハリーはカートをクルリと回して柵を睨む。
カートにしがみつくようにして勢いよく突進した
ハリーも同じくすぐにサーッと柵に入っていった
「さっ次はAちゃん貴方よ
コツは立ち止まったり､ぶつかるんじゃないかって怖がったりしないこと…これが大切よ。
怖かったら少し走るといいわ」
「ふぅ…──分かりました」
カートと共に柵の前に立つ。頑丈そうだ
カートを押し早足から小走り──小走りから駆け足へとどんどん早く走っていく
柵がどんどん近づいてくる───
──こんなに走るともうカートは止められない。行くしかない
ギュッと目を瞑った
────
───
──
ゆっくりと瞼を開くと､そこには素晴らしい光景が広がっていた。
紅色の蒸気機関車が乗客でごったがえすプラットホームに停車している
ホームの上には『ホグワーツ行特急11発』と書いてある。
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レイン(プロフ) - 続き楽しみにしています！ズーウーやピケット出るのも読んでみたいです！ (2022年5月27日 21時) (
レス) @page47 id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
かものはし - 凄く面白かったです！！続き楽しみにしています(^^)更新頑張って下さい！！！ (2022年5月7日 18時) (レス) @page21 id: 81b633d03b (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - 自分の好み過ぎて何回も見返してしまいました!!主さんのペースで更新頑張って下さいこれからも応援しています!! (2021年12月15日 3時) (レス) id: d68a7d500c (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 続きが気になります。更新頑張ってください。 (2021年10月31日 22時) (レス) @page20 id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遊子 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/b2feacb2cf1/
作成日時：2021年9月26日 23時
