Cinderella.46 ページ10
修羅場とは、突然訪れるもの。
「瀬名く〜ん♪よかったらこっちもどうぞ〜♡」
「はいはい。ありがとうねぇ。」
『…』
「目の前でイチャつかれるとこっちが恥ずかしくなってくるわね〜？」
「もー、嵐くんったら♡」
とあるスタジオの楽屋。
モデルとして良評がついてしまったことをきっかけに、やたらその手の仕事が多くなった。
今日も、仕事で訪れていた。
が、小さなスタジオなので楽屋は2部屋までしか開けられず、空いた時間でなぜかティーパーティーが始まっている。
そしてなぜこの4人になったんだ度し難い！
(今日のメンツ→嵐、泉、アンナ、A)
明らか狙ってるでしょ神様！
嵐くんいただけ、有難いわ！
心はダラダラと冷や汗が垂れて居ることを知っているのか知らないのか、アンナはこの修羅場をお構い無しに泉先輩に話しかけている。
オマケに「あーん♡」までさせちゃってさ！？
あんたら一応、芸能人だかんな！？
『…はぁ。御手洗行ってくる。』
「ええっ、じゃあ、アンナも行こうかなぁ〜」
『…？』
ニコッと微笑み腕を絡ませてくるアンナ。
何企んでやがるこの女っ！！！
泉先輩よりあたしの方に来るなんてなんかあるでしょ！
と、嫌な顔をしても着いてくるらしいので諦めて楽屋を出た。
。
。
「なーに？瀬名くんと私が仲良いから嫉妬しちゃったの？ねぇ？」
『勝手に話進めてんな頭の中お花畑なの？』
「やだっこっわーい。瀬名くんに言いつけちゃおっかなぁ？」
『好きにすれば？』
御手洗を済ませて楽屋に戻る最中、余計な話をされているなう。
くすくすと可愛らしく笑うアンナは、弱みとか握れないのかと探りを入れてきているらしい。
目的はこれかぁ…。
『言っとくけど弱みとか握ったって気にしないよ？』
「？なんでよ。」
思い通りにいかないのか、ちょっとイラついているみたい。
まあね、だって暫く泉先輩に嘘を貫き通してきたし、これ以上の弱みはないからね。
「別にいいけど。…ねぇ、私瀬名くんが好きなんだけど…Aちゃんはどうなの？」
『は？』
急に立ち止まり、名前呼びと可愛らしい声に戻るアンナ。
何？急に
「もしかして、さっき御手洗言ったのも私達に嫉妬した？それとも瀬名くんに構って貰えないから拗ねちゃったの…？あー、もしかして！」
『いい加減にしてよ！！！』
嫌味ったらしく言ってくるのとこれまでのストレスからか反抗的になってしまった自分は馬鹿だったと思う。
.
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さゆな(プロフ) - 空麦さん» ありがとうございます！と言いつつ続編また出来ちゃいました...笑 これからもよろしくお願いします！ (2019年6月25日 23時) (
レス) id: b90089acae (このIDを非表示/違反報告)
空麦 - 元、麦ちゃんです♪続編おめでとうございます!!本当に、面白いです♪これからも、頑張ってください。応援してます！ (2019年6月24日 20時) (レス) id: ad939e8b4e (このIDを非表示/違反報告)
さゆな(プロフ) - 零さん尊いさん» ひええ！ありがとうございます！そろそろ終盤なんですー！頑張りまっす！ (2019年6月20日 20時) (レス) id: a613cbb65f (このIDを非表示/違反報告)
零さん尊い - 続きが気になります！無理をしない程度で頑張ってください！ (2019年6月18日 23時) (レス) id: f191d1a880 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さゆな | 作成日時：2019年6月17日 16時
