Cinderella.45 ページ9
ほらほらね！
だから言ったでしょ！行きたくないって！
昼休みになって至福のお昼タイムかと思えばこの女に呼び出されてるわけですよ！
しかも場所は屋上！
こーゆーのってお決まりのカッターきゃーとかあるやつじゃん、アーメン。
「突然呼び出しちゃってごめんなさぁい…実はAちゃんに言いたいことがあってぇ…」
きゅるんと目をぱちぱちさせて女の子アピール。
そんなしなくても、君が女の子って分かるから辞めてくれその香水苦手なの。
『ええっと…お腹すいてるから早めにして欲しいな…？』
「わかった！単刀直入に言うわね！」
あたしの態度に取り繕う気は無くなったのか、これが素だよという態度を取ってきた。
さあ、こい。カッターきゃーの準備は出来てる。
いつでも止めれるぞ…!!!
「あんたなんかに瀬名くんは渡さない！絶対に私の方に振り向かせてみせるんだから！」
『は？』
え、なに？そんな事で呼び出されたの？あたし。
みかちゃんとのお昼タイム奪われて？
『しょーもなっ。』
「しょーも無くないわよ！私からしてみればアンタは邪魔なの！さっさとこの学院から出ていきなさいよ！」
月永先輩、安心してください。
どうやら1人でハーレムを楽しみたいというアレではなさそうです。
『ええっと、つまりは泉先輩に近づきたいからあたしは邪魔なので早急にここから出ていけ、と…？』
「物分りが良くて助かるわ。そーゆー事よ。」
ふん、とそっぽを向き腕組みをするアンナちゃん。
おおお、芸能界の売れっ子って態度がでかい…怖いなぁ…
『じゃあ、その染めた髪もカラコンも泉先輩に振り向いて欲しくて真似をしたって事です？』
「アンタの真似をするなんて嫌だけど、形から入ろうと思ったのよ。」
『いや、真面目かよ!!!!』
「アンタに褒められても嬉しくないわよ!!!」
あ、あれ？
なんか、話してる分にはこの子そんな悪い子には思えないんだけど…？
「とにかくアンタは邪魔なの！瀬名くんには近づかないで！絶対！」
『無理言うなって。アンタは王様か。』
「…アンタ割とお淑やかじゃないのね…なんだか気持ち悪いわ、見た目に反してて。」
『お褒めに預かり光栄です』
「褒めてないわよ!!!」
と地団駄をふむアンナちゃん。
本当に悪い子には見えないのだけれど、あたしはみかちゃんを待たせているので…
そいじゃ、と手を振って屋上を後にした。
教室に戻れば「大丈夫やった!?」とみかちゃんが駆け寄ってきて…天使か。
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さゆな(プロフ) - 空麦さん» ありがとうございます！と言いつつ続編また出来ちゃいました...笑 これからもよろしくお願いします！ (2019年6月25日 23時) (
レス) id: b90089acae (このIDを非表示/違反報告)
空麦 - 元、麦ちゃんです♪続編おめでとうございます!!本当に、面白いです♪これからも、頑張ってください。応援してます！ (2019年6月24日 20時) (レス) id: ad939e8b4e (このIDを非表示/違反報告)
さゆな(プロフ) - 零さん尊いさん» ひええ！ありがとうございます！そろそろ終盤なんですー！頑張りまっす！ (2019年6月20日 20時) (レス) id: a613cbb65f (このIDを非表示/違反報告)
零さん尊い - 続きが気になります！無理をしない程度で頑張ってください！ (2019年6月18日 23時) (レス) id: f191d1a880 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さゆな | 作成日時：2019年6月17日 16時
