Knightsに天使が降ってきた【あんスタ】

天使.0 ページ1

それはとある日の放課後

場所はKnightsが借りているスタジオで起きた




｢ふんふふーん♪｣




おれはいつも通り、床に紙を広げて霊感(インスピレーション)を書き留めていたところだった




｢ちょっと王さま？あんまり散らかさないでよねぇ｣


｢あ、セナ！見て見て！"リッツが寝ぼけて頭をぶつけた"の歌〜♪｣




さっきリッツがタイトル通り頭を床にぶつけたのがちょっと面白かったんだ

見つかったら怒られると思って、離れたところで書いてたんだけど


セナになら見せたっていいよな！




｢はぁ？なにそれ…っふっwww｣


｢…セッちゃん？王さま？｣


｢あっ、リッツ…｣


｢最高だよ、くまくんwww｣


｢貧血になるまで吸血してやる！！｣




リッツは吸血するって言ったら本当にしてくるんだ

何回かされたことあるんだけどさ



めちゃくちゃ痛いの！
おれ痛いのは嫌いだから、吸血は好きじゃないんだけどな…



｢んもう、相変わらず騒がしいわねぇ…｣


｢全くです。これではお姉様が来た時に困り果ててしまいます。｣




やや遅れてスタジオに入ってきたのは、ナルとスオー

現状を理解したのか、ため息をついている



お姉様っていうとあんずか？

そーいえば、今日はレッスン日だったっけ



｢いでっ！？、？｣



｢んー…王さま、血が不味くなったね。前の方が美味しかったよ｣



｢失礼だなっ！？｣



首筋から流れる少量の血がなんか気持ち悪い

ええっと、ティッシュティッシュは…と




｢ん？先輩方…あれはなんですか？｣




突然、スオーが天井を指さしおれたちに聞く



上を見あげれば、ちょうど俺の頭の上に変な円状のモノが広がってて

ほら、アニメで言う｢異世界への入口｣みたいなやつ



『うわぁぁぁぁっ！？』



｢あらやだっ。なんだか女の子の声がしたわよ！？｣



紛れもなく、それはあの変な円のところから聞こえてくる

え？これ、おれは避けた方がいいの？




｢とりあえず避けとくか。代わりにリッツを置いといて、と｣


｢ちょっと王さま？｣



扱い雑になってきたよね、なんてお小言はおれはスルーするぞ♪





『あだっ！！！』


｢ぐえっ…！！｣


｢うおっ！？なんだなんだ？！｣




気づけば睨みをきかせて来たリッツは意気消沈

おれは勢いで1歩後ずさり、残りの3人は唖然としてる





開いた口が塞がらないってこーゆー事か





だって


女の子が天井から降ってきたんだからさ




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