言って欲しい、1 ページ6
カノside
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うとうと、と夢と現実の間をまどろんでいると
「……くだ……おきてくださーい！…カノさーんっ」
急に、いつもの聞きなれた声が聞こえてきた
……またか、と半ば飽きれつつも、少し重たい瞼を開けると
「………」
「あ、やっと起きた…おはようございます！ カノさん」
……きーちゃんのドアップ
いつも、毎回思うんだけど近くないかな
鼻と鼻がぶつかりそうな距離なんだけれども
初めてやられた日こそ、好きでもない僕も、きーちゃんも真っ赤になって目なんて逸らしていた
のに
のにも関わらず、最近ではもはや毎朝恒例の行動？になってしまっている。
それに、またがってくる位置段々上がってきてる気が…
「…きーちゃん？ いつもいつも思うんだけど…」
僕がいつも気になっていることを口に出そうとした途端
「きーちゃんですか…。そろそろ、私の名前を呼んで下さいよ…カノさん」
…心の中では、たまに呼んでるよ？なんて
言えるはずがない、と言うか…言う必要性がない。
「いやぁ、だって…そもそもさ、僕が君の事を名前で呼ぶ必要ある？」
そういうと、彼女は黙り込んでしまった。
黙り込むのは良いんだけど…退いてくれないかなぁって…
ちょっと、この体勢は………
うん。危ない気がする
キドなんかに見つかったら、ヤバい。蹴りだけではすまない気がする
うーん…と、僕が唸っていると、突然きーちゃんが
「あっ！ 必要と言うか…なんていうのか、分からないんですが」
と、言いながら…さっき一旦離れた顔の距離をゆっくりその分だけ近づけると
「ほら…カノさんの事が、好きだから名前を呼んでほしいんです！ あ、勿論…好きとも言ってほしいんですけど…」
普通なら、赤面しながら言うような台詞を笑顔で言ったぞ
……なんなの、この子。
だいたい…僕、きちんと告白振ったはずなんだけれど、大抵フラれたときって立ち直れないって言うらしいけれど
あぁ、でも…この子の場合特殊か。
フラれた相手に、挑戦を吹っ掛ける子なんて
なかなか居ないだろうね。
……最後にひとつ。
この顔の近さ、僕らキスでもするんですかね…Aさん。
いや、ガチで
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ピーコ(プロフ) - 愛羽姫さん» (ﾟдﾟ)！ 確か、トリップの方にもコメント頂いた方ですよね…！ ありがとうございますすすすっす！！← コメント来なくて寂しかったので嬉しいです…。ファン！？ そ、そんな…もう本当にありがとうございます！ これからもちまちま頑張ります(笑) (2018年4月4日 1時) (
レス) id: 36c7fddb64 (このIDを非表示/違反報告)
愛羽姫(プロフ) - コメント書いたつもりでいたらまだでしたああぁ！やっぱりピーコ様の作品は皆面白い…！！もう私ファンですからね…！← 応援しまくりますよもう！ (2018年3月26日 19時) (レス) id: 68f98be685 (このIDを非表示/違反報告)
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作者ホームページ：なし 作成日時：2014年1月28日 22時
