言って欲しい、23 ページ28
Asaid
き…ん
き……ん
謎の言葉が耳元で聴こえてくる。
段々鮮明になっていくそれとそれの声の主に心臓がどくんっと反応して、目を開けた。
「きーちゃんっっ！！ 起きてってば」
「はっ！？？」
「朝！！ もう七時前だよ！」
「えっ、あっ？！ お、おはようございます！」
？？
え、と……これはどういう状況なんだっけか…。
なんか、スースーするのは…何故。
わーー？？ 下着で寝てたのーー？？
どんな習慣だよ…いつの間に下着で寝るようになってたの、私は。
「もー！ ほら、挨拶はいいからはやく！！」
そう言いながら横にいる声の主が私の両腕をぐいと引っ張り、私を起き上がらせようとする。
私も自分の力で起きようと背中に力を入れて、ふんっと踏ん張ると
「い゛っ！？？！」
ぴしゃーん！と腰に雷でも撃たれたかのような衝撃が…。えっ、なに、なんかしたっけ？
まじ？ ぎっくり腰ってやつ？？
「え゛っ…ちょっと大丈夫？ そんなんで動ける？」
「………む、り…ですかね」
「ええええぇ……学校どうすんのさ」
「…や、休むとか…？ あっいや、だめだ…はは」
「…どっちなのさ」
寝ぼけているためか自分の発言を上手く定めることが出来ず少し呆れられた目で見られる私。
んな事言ったって、なんでか動けないし。
昨日腰に色々とありすぎて腰痛すぎて…
…？
昨日、腰に、色々…あって
「…っ！！」
寝ぼけていたが、一気に記憶がぶわっと脳裏に蘇ってきて顔が熱くなる。
えっ、…これ現実？
「ちょ、ちょっと…赤くならないでよ！ なに？！」
「いや、なんか思い出したら恥ずかしくなっちゃって…」
笑いながら、ぽりぽりと頭を掻く。
めっちゃ幸せ…。まぁ、恋人になった訳じゃないし、相思相愛になった訳でもないから、結局は何も進んでいないのだけれど。
「それにしても本当にやばい感じ？ 起き上がれないって、相当やばいよね……本当に今日は学校休まなきゃダメかもね…」
「…で、でも今日は…休んじゃいけない用事が……」
と口先では言ったが、さほど大したことではない。たまたま朝の講座を取っていて、それを取る際には全講座(6回分)きっちり出席しなさいと少し厳しく言われただけだ。
別にそんなの、意外と皆遅刻や欠席で普通に休んでいる人もいたけど、私は折角取ったのだからきちんと最後までやりきりたいと思ってただけ。
すると、カノさんがゆっくりと口を開いて尋ねてきた。
「……じゃあ、僕が代わりに行こっか？」
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ピーコ(プロフ) - 愛羽姫さん» (ﾟдﾟ)！ 確か、トリップの方にもコメント頂いた方ですよね…！ ありがとうございますすすすっす！！← コメント来なくて寂しかったので嬉しいです…。ファン！？ そ、そんな…もう本当にありがとうございます！ これからもちまちま頑張ります(笑) (2018年4月4日 1時) (
レス) id: 36c7fddb64 (このIDを非表示/違反報告)
愛羽姫(プロフ) - コメント書いたつもりでいたらまだでしたああぁ！やっぱりピーコ様の作品は皆面白い…！！もう私ファンですからね…！← 応援しまくりますよもう！ (2018年3月26日 19時) (レス) id: 68f98be685 (このIDを非表示/違反報告)
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作者ホームページ：なし 作成日時：2014年1月28日 22時
