始まり ページ1
「…好き、です」
「………あー、ごめんね？ 僕、別に君の事そこまで好きじゃないんだよね」
笑いながらかわされた。
告白の正しい振り方って、こうなのかな…
というか、なんかイラッときた。
こっちは、勇気を振り絞って告白したって言うのに
あ、でも…自分が勝手にした訳だし…私が悪いのか？
「…っ、」
「…んー？ 泣いても何も変わらないって」
いつの間にか、無意識の内に暖かいものが頬から顎に伝っていたみたいだ。
「随分と、ひどいんですね」
「…でも、キミ元気じゃない？」
…ふおおおお…本当に、なんで私この人の事好きになったんだろう！？←
しかも、私が告白した時“ありえない”的な顔をしてたし
そこまで自分は嫌われていたんだ。
…まるで叩き付けた挑戦状をビリビリに破られて気分だ。
売られたケンカは、買う主義だけど…勝てなければ、すぐ諦める。
というか、諦める前に私自身が飽きてしまう。
いつもそうだったから、今回もそうなるのかな。と思っていたら
今の私は、なんでかいつもより焦ってる。
どうしたら、好きになってもらえるだろう
そんな思いばっかり
だったら、こっちから吹っ掛けてやろう。
「…カノさん」
「なぁに？」
少し、挑発するような態度で返事を返すカノさん
何回か深呼吸してから、はっきりと口に出す。
「…貴方は、私を好きになんて…絶対なりませんか？」
言い方が可笑しかったし…声が物凄く震えてしまった。
一瞬、カノさんは戸惑いを隠せなかったようだけれど、すぐに欺き
「…さっきも言ったけどさ…僕は、君を好きになったりなんてしないよ絶対に。」
きた
予想通りの返答。
勝手に口角が上にあがって…私は今まででの中でも一番妖しい笑顔で言って見せた
「…カノさん。貴方に挑戦を申し込みます」
「改まって、何なのさ」
「…貴方は、私の事を好きになんて、ならないって言いましたよね？ じゃあ、」
「じゃあ？」
じゃあ、に続く言葉なんて予想がついても当たらないはずだ。
_____________「…貴方を、絶対私を好きにさせて好きって言わせて見せますよ」
私が、その一言を言い終えるとカノさんは不適に微笑みながら
「ふーん…できると、いいねぇ」
と、目を赤く光らせながら言った。
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ピーコ(プロフ) - 愛羽姫さん» (ﾟдﾟ)！ 確か、トリップの方にもコメント頂いた方ですよね…！ ありがとうございますすすすっす！！← コメント来なくて寂しかったので嬉しいです…。ファン！？ そ、そんな…もう本当にありがとうございます！ これからもちまちま頑張ります(笑) (2018年4月4日 1時) (
レス) id: 36c7fddb64 (このIDを非表示/違反報告)
愛羽姫(プロフ) - コメント書いたつもりでいたらまだでしたああぁ！やっぱりピーコ様の作品は皆面白い…！！もう私ファンですからね…！← 応援しまくりますよもう！ (2018年3月26日 19時) (レス) id: 68f98be685 (このIDを非表示/違反報告)
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作者ホームページ：なし 作成日時：2014年1月28日 22時
