事件のノートは知っている

日の蔵通りの交通量事件20!! ページ48

あの集合から3日経ったけど、特に動きがないなぁ。って思ってたら、上杉くんから電話が来た。

｢もしもし、立花？｣

｢はい、立花です。上杉くんですか？｣

電話で挨拶だったり、名前の確認する時、私は敬語を使うけど、他の子は違うのかなぁ。

｢あぁ。明日暇か？調査して欲しいことがあるんだ。｣

｢うん。大丈夫だよ。なんの調査？｣

私にしか、できないことなのかなぁ。そうだとしたら、国語？

｢石川 千尋が勧めてきた宗教についてだが、妙に気になって。あそこに入るのは危険だから、他のところで情報を集めようと思うんだけど、俺本はわかんねぇから。立花いた方が早いと思って。｣

そういうことか！それなら、石川さんになんの宗教か確認しておかないと。

｢了解。学校終わったあとでいいんだよね。どこで待ち合わせする？｣

｢俺が迎えに行く。それより、近くの図書館ってどこ。｣

うーん。学校から1番近いのは、、

｢恋する図書館。あそこなら色んな本があるし、近いと思う。｣

｢了解。あとさ｣

ん？なんだろ。

｢お前、今数学でわかんないところとかある？俺、国語つまずいてて。｣

ああ、図星だ。確かに、数学つまずいてるんだよなぁ。

｢今、連立方程式が分からないんだ、図書館行くついでにお互いに教え合う？あ、上杉くんはどこにつまずいてるの？｣



｢そうだな。俺も教えてもらおうって思ってた。俺は、文法でつまづいてる。品詞分類とかそこら辺から。｣

私の得意なところだ！！

｢わかった。じゃあ、明日はよろしくね。おやすみ。｣

｢おやすみ。｣

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