強化合宿。 ２ ページ10
スマホに届いたのは須藤からのLINEだった。
そこには、一つの写真に一文が添えてあった。
須藤『これ今日俺に送られてきた寝る時の場所の表。俺、お前の隣だってー。よろしくな。』
うん、既読スルーしよう。表だけ見ときゃあいいか。
しっかり自分の位置を把握して、また寝【ようと】した。
即座にスマホが鳴る。舌打ちしながら一応見る。見当はついてるがな。
須藤『次はこれ。対戦表。お前先輩とばっか当たってんなー、可哀想。』
いや、絶対思ってねぇだろ。寧ろお前人の不幸を嘲笑うタイプじゃねーか。←
つーか、私が寝そうって思ったタイミングで送ってきてやがる？もしかしてだが。
私は起き上がって、窓から見える須藤の野郎の家を見る。
ここからならアイツの部屋、実は見えんだよなー。
すると、こちらをスマホを片手に見ている須藤と目が合った。
じっと睨んでいたら、またスマホが鳴った。
須藤『ゴメンって、睨まないでよ。あと、今からそっち行くし。』
はぁ！？と思っている間にさっき見ていた須藤の部屋の電気が消えた。
マジで来るつもりじゃねーか。
A「暇なの？」須藤「んなつれないこと言うなよ。」
そして、さも当然のように私の部屋に向かい、くつろぐ須藤。
いいよね、ここで一発お見舞いしても。←
須藤「あ、言っとくけど、殴りかかったらもう勉強教えてやらないから。」
くそう、この野郎、、それを言われたらおしまいじゃねーか。
それで悔しがってる私を横目で見てククッと笑ってやがる。
また今度、覚えてろよ、、？
A「んで？何の用？？」
須藤「いや？別に、暇だし。」A「やっぱ暇なんじゃねーか。」
テメーさっき否定したくせによぉ。
須藤「全く、そんなだから顔は美人でも男ができないんだよ。」
A「別にどっちでもいいから。」
須藤(まぁ、出来ない理由は俺が睨みきかせてるからでもあるんだけどね。)←
A「ってか、私だって告白されたことくらいあるし！」
須藤「ふーん、、槇野にでも告られた？」
あまりにも的中しすぎていて言葉を詰まらせた。
須藤「あ、やっぱり？じゃあ付き合ってんの？」
A「、、いや。付き合ってない。」
言うタイミング、ここだ。
須藤「へぇ、、何で？」
A「それは、、私は、す、須藤が、、」
熱が顔に集中する。
須藤「聞こえないな〜？」
A「だから、私は須藤が好きだって言ってんの！」
続く (更新停止中)
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作者名：幸せを(ゝω・´★) | 作成日時：2020年2月11日 13時
